金管型木管楽器・・・
この年末年始の東京フィルハーモニーはワーグナーの楽劇「トリスタンとイゾルデ」を新国立劇場で演奏しています。
過去にもワーグナーの楽劇(オペラ)の話をこのブログにも載せましたが、
その度に「これは何?」っていう楽器を紹介しました
が
今回はそんな中でも極めつけの楽器
【 Holz Trompete = ホルツ・トロムペーテ】
「Holz」はドイツ語で「木」の意味です。
つまり、「木のトランペット」です
この写真で写っている人は辻もっちゃん、長谷川君といつも一緒に演奏している東京フィル・トランペット奏者の安藤友樹君です。
この楽器は「YAMAHA」がオリジナルからコピーしたもののようです。
日本にはおそらくこれ「一本」しかないかな・・・
もちろん、全てが木ではなく、
主なパーツは普通のトランペットのパーツですね。
管長は「C管」、ファンファーレなどで時々見かける「アイーダ・トランペット」と基本的な構造は同じだそうです。
だがしかし
一番びっくりなのは《ベル》
「ウォ~~~~~~ッ」でしょ?
間近で見るとものすごく綺麗
ですが、お気づきの通り「不思議な形」なので演奏は置かないと出来ません
音は想像通り、柔らかい響きで遠くで聴くとフリューゲル・ホルンに似てるかなぁ・・・。
木管? 金管? バルブ付き短いアルペンホルン?
摩訶不思議な楽器ですね
HORN MORI