本当のラーメンの食べ方?
ブラジルでは、食事中に音を立てることは、厳禁。
行儀よく、おいしく、話をしながら、時間をかけて食事をします。
2時間もかけて食べる人もあるほどです。
ある日、ブラジルのラーメン屋 でのこと。
関西人が、ブラジル人に、ラーメンをごちそうしていました。
ブラジル人
どんぶりから、小さな茶碗によりわけて、音をまったくたてず
に、 そろそろと、フォーク を使って 食べています。
ヘ(゚∀゚*)ノ
食べても食べても、減りません。 食べる量よりも、麺がふや
ける方が早く、かえって、どんぶりが 盛り上がってきます。
(ふやけたラーメン ほど、まずいものはありません)
関西人
「こら~! ラーメンちゅうもんはな、ズルズルと、
大きな音 をたてて食べんかい!
3分以内 に食べるのが、日本流なんや」
「そんなんあかん、行儀悪いわ~」
「何いうてんねん、美味しく食べんと、ラーメン様
に失礼ちゅうもんや。 かまへん、かまへん」
わしが許す!
「でも、そんなん、熱くて食べれへんわ」
(そう、ブラジルの人は、どうやら猫舌 の人
が多いようです。)
「それに、3分以内で食べないとあかんのやったら、
噛めへんわあ~」
「ふやけたラーメン食べて、どないするんや。
3分以内 に食べんかあ!」
「それとなあ、日本人はな、ラーメンを食べる時には、
必ず、首にタオルをまくんや!
それから、コップに水!」
「たまに舌をやけどするから、水を飲んで、
腫れた舌 を冷やす為や。 心配いらへん。」
「汗かいたら、首に巻いたタオルで、汗ふきもって、
食べるんやで。 そしたら、もっと旨くなるんや」
「そんな、恥ずかしいわ」
「何やて! 恥ずかしいもなんもあるかあ!
それになあ! 麺は、噛んだらあかん。
噛まんと、飲み込むんや。
麺が、のどを ズルッ と通り抜ける時の、
その瞬間の、のどごしを味わうんやぞ~」
「え~っ! のどに詰まったら死んでしまうかも~」
「だから、その時の為に、コップに水 を入れとる
やろがぁ~」
「そんなァァァ 。。。。。」
「まあ、しゃーない、外人に言うても、無理な話かも
しれへんな~」
「でもなあ、これだけは、言っておくでえ~
フォークで、ラーメン??
それだけは、やめてくれるか!
文化の違いは、大きいようですね。
でも、親鸞聖人のみ教えをお伝えするときは、
もっと、丁寧に、相手にわかるように!
心がけなきゃね!
ブラジル高級料理、バカ と、アホ
ブラジルで高級料理と言えば、「バカリョアーダ」 日本では、魚のタラ料理です。
ブラジルでは、タラを、「バカ野郎!」と言うそうです。(bacalhau バカリョウ)
ブラジルでは、タラを獲ることができないそうで、その「バカヤロウ」とやらを、わざわざ外国から輸入をしています。 そして、日本では、鯛か、ブリにあたるもので、年に1回か、2回しか食べれないものだそうです。
ですから、バカリョウは、大変高価ですので、その料理、「バカリョアーダ」 は、最も高級ブラジル料理の一つだ
そうです。
本当だろうか??と思って、レストランに行って調べてみました。
メニューを見てみると、高級な牛肉ステーキ料理の数々の中で、その上に、堂々と、「バカリョアーダ」 と書かれていました。しかも値段は、他の高級料理の二倍以上!その上、「時価」とも表示されており、時期によっては
もっと高いそうです。
ブラジルの、ロンドリーナ市の親鸞学徒から聞きました。
まだ、ポルトガル語がよく話せなかった時、正月料理にと、「バカリョウ」を市場に買いに言ったそうです。
目の前にあるのに、うまく魚屋さんに通じない、次第にいらいらして来て、それと、店員の横柄な態度に
爆発した、「もう、こんな店では、二度と、買わへん! 馬鹿野郎!」と怒鳴りつけたそうです。
すると、「バカリョウですね。」と、店員が、お目当てのタラを差し出したという、うそのようなホントの話。
でも、親鸞学徒は、短気ではいけませんね。そんな高級料理を、親鸞会サンパウロ会館で、学徒が作ってくれました。
その「バカリョアーダ」をご飯にかけて食べると、最高に美味しいそうです。
ちなみに、ご飯は、ポルトガル語で、アホス(arroz )といいます。
「アホス」に、「バカリョアーダ」をかけて、美味しく食べるとは。。
思いついた冗談を口にしようと思いましたが、 やめました。
そんな美味しい料理を食べながら、おかしなギャグをいうと、その場の雰囲気を壊してしまい、
きっと、「アホ」とか「馬鹿野郎」と。。 言われたくないものね
電車の中では席を譲ろう!
ブラジルの地下鉄、電車の中では、お年寄りがおられると、すぐに若い人が席を譲ります。
それも、とてもにこやかで気持ちいい態度です。
ブラジルは大変治安の悪い国で、毎日のように人殺し、泥棒があります。銃声も頻繁に聞えるほどで、
近年は更に、治安が悪いと言われています。
そんな国とはとても思えません。
きっと、一般の人達は、とても思いやりがあり、優しく、陽気な国民だと思います。
今日、久しぶりに日本に帰ってきました。
JRに乗っていると、満員電車。老夫婦がよたよたと倒れそうになりながら、乗車して来られました。
仏法者以前の問題で、私はすぐに席をかわりました。 よかったよかった
老夫婦は、お婆さんの方が身体が弱そうだったのですが、お爺さんに席をすわらせました。
お婆さんは、頑張って立っておられたのですが、電車が揺れるので大変そうでした。
心の中で、「誰か席を譲って!」と心で叫んでいたのです。
すると、一人の若い女性がたちあがりました。 内心ほっとしたのですが、その女性は「駅弁買って
くるわ」と言って、席に荷物を置いたままでした。
お婆さんは、一瞬、喜んだのですが、座席に、荷物が置いたままなのを見て、 残念そうでした。
ブラジルと比べて、本当に恥ずかしく思いました。
仏法者、親鸞学徒は、席を譲る行学を教えて頂いています。
しかし、親鸞学徒は当然ですが、それ以前の、人間として恥ずかしいことですね。