展開の速い業界&まだまだ余地ありなんですが、やっていることが世の中で一巡して、
次どうするか?って話にしばしばなります。
ここしばらくWeb制作会社、ネット広告会社、ネットサービス事業社の幹部や
意識の高い方とお話していて、バクッと共通して出てくるいくつかの業界課題と対応。
①「マーケティング」への取り組み
Web制作とかパフォーマンス重視の広告、ということに加えて
より顧客ビジネス全体を見据えたマーケティング提案が問われてきた感じがします。
「制作会社」から「マーケティング会社」へ変わるかどうかの転換期。
「ネットマーケティング」が普及してきたがゆえに、ネットに
とどまらない「マーケティング」全体への視点が要求されてきている。
ショットでの制作や例えば顧客獲得という機能提供にとどまらない、次のフェーズ。
ベタな話をすると、Web制作で言うと、これまで与件としてクライアントから
RFPをもらって制作を始めてた待ちのところから、自主的なマーケティング提案
していくか、というようなことに関わるかと思います。
とはいえ、マーケティング提案ということになると自社能力・機能の領域外だったり、
人材不足だったり、足が長く手間がかかるので、短期的に現業収益構造に
影響を与えることもあります。自社の成長戦略に関わります。
対応としては、
A.ショーケースつくりのためにもやる ⇒ 自社サービス強化・進化のための投資
B.対応サービスを絞る(例えばECマーケティング最適化の追求など) ⇒ 専門領域深堀
C.人材育成のために汗かいてやる ⇒ モティベーションアップに貢献
D.やらない ⇒ 制作クリエイティブに特化して専門性磨く
などなど。
いずれにしても、より高度なサービスが求められる流れは変わらないので、
収益性や自社体力、M&Aをにらみながら変化していくということだと思います。
②「事業計画」からの取り組み
Web制作ということではなく、ネットサービスの事業計画から参加してほしい、
という話が増えてきている気がします。
事業会社やファンドや商社などからこうした話が増えますね。
エキサイティングかつハードな仕事。
ネットのいいところは、サービス開発や立ち上げが以前に比べると格段に早いこと。
どうせなら事業計画段階から入って、Webサービスの全体像を考えてくれとか、
開発に関わる費用の算出もあるので、PL作成も一緒にやってほしい、など。
これは、①からさらに進んで、パートナーシップな位置で、こうなっていく方向性もありです。
ネット構築系会社や広告会社も、しきりにパートナーシップや戦略的なこと
をうたっているので、中期的には目指していく方向です。
これも足が長いので、対応や、人材をどうするか?はとっても検討が必要。
そうした機能会社をM&Aするのもありです。
やっぱり成長戦略か。。。
③「メディア」の話
メディアを創る、というよりもメディアエージェンシーの方の話。
①のマーケティングの話にもつながりますが、マーケティング全体設計・実施を
しようとすると、プロモーション領域、具体的にはメディアプランニングとバイが
必要になってきます。
ワンストップマーケティングサービスをうたうのであれば、対応が必要なのだが、
ここが難しい。自社で機能を持ちにくい。
メディアは調達コストやロジ最適化が重視点なので触らないというのは、ひとつの判断。
マスメディアの世界では、アンバンドリング
(ブランドのアカウント扱いとメディアのアカウント扱い)が進みましたが、
ネットの世界は業界の成り立ちからもそもそも別になっている場合が多いし、
マスメディアのバイが難しいこともあって躊躇する。
今から中途半端な参戦は企業体力が勝負のカテゴリーなので得策でない、
という議論が周辺では多いです。
メディアを活用したコミュニケーション設計は、技術革新の速いメディア業界の近くに
いないとなかなか難しいな、というのが実感です。
またメディア配分(予算配分)のオプティマイズや最適化エンジン、リコメンデーション、
定性的効果を狙ったクリエイティブメディアプランニング。
うわっ大変だ。
④そんな人材いないよな
当たり前だろ、という声も聞こえそうですが、いい人材を採ってくる、
既存領域+αのことを行なってメンバースキルと伸ばす、新領域に関する業務を
パイロットで行なう、別企業とコラボレートしてスキルを移植する、ということを
真剣にやるしかない。
あとはM&Aしていく中で、人材のフュージョンを行なうということとか。
新しい人材の化学反応。着実にそうした人材が生まれてきている体感あります。
ここで差別化につながると思います。
おっと予想以上に長くなってしまった。
悩みがいろいろ、ということでご勘弁を。
でもそれなりに前方の光は見えている気はしますよ。