昨年の本なのですが、今の経済停滞や下流社会現実化の気分、

まったり、ちんまり気分の世の中インサイトを、上野千鶴子と

三浦展(『下流社会』)の対談というか、むしろ放談でバッサバサ切っていく本。

消費社会から格差社会へ―中流団塊と下流ジュニアの未来/三浦 展

¥1,470

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参考になったのは、分析というより、政治や教育制度の

設計ミス、実行ミスをかぶらされているにも関わらず、

無自覚なまま、自己責任とさせられているような現状。

…「個性化」っていうのは、格差を正当化するイデオロギーなんです。

階層格差を「個性」と「多様化」という教育イデオロギーで正当化して

「まんまでオッケー!」というメッセージを送った。

それを文部省は自覚的にやったましたよ。(上野)上掲書P26

など上野教授のこ気味よいコメントと、三浦氏の

自分マーケティング(三浦氏の本はマーケティングがさすがうまい)うまい

コメントが妙に面白いやりとりになっている。


対談本なので、内容の深みどうこうというより、今の時代を

こわいものないの実力社会学者とマーケターが語った本。

下流論、団塊&団塊Jr.論、二人の個人史などなかなか面白いです。