『「一流の宣伝工作の場合、「答え」(こっちにとって都合のよいシナリオ)を

こちらから提示してはなりません。こちらからは断片だけを提供し、

それにより受け手が自ら組み立てたシナリオがわれわれのシナリオに「偶然」

一致するという方向にうまく誘導することが適切です。

人間は他者から押し付けられたものよりも、自ら組み立てたものに

強い愛着を感じるという本性があるからです。』


私の好きな「鬼十則」の電通第4代社長・吉田秀雄氏の言葉、ではありません。


外務省のラスプーチンの異名で、今や超骨太な国家論や情報インテリジェンス論で

縦横無尽に活躍する、起訴休職中外交官、佐藤優氏の言葉。

人間性の太い人として(体も太いか)尊敬しています。


現在も裁判中の佐藤氏が、東京拘置所に512日収監された際の記録、

『獄中記』(岩波書店2006.12)からの言葉。


コミュニケーション設計という点で、非常に強く響く。本質の言葉。


国家間交渉で最高の利益を得るための情報収集、食い込み方、

駆け引き、あるいは全員の面子を立てる落としどころの設定など、

ロシアやイスラエルとの外交最前線を担ってきた、佐藤優氏の言葉は深い、太い。


魑魅魍魎が跳梁跋扈するなかで、自分をもって動くのは並大抵ではない。


神学、マルクス、経済学、論理学…と、右とか左とか関係なく、

強靭な行動する知性というにふさわしいと思ってます。


「宣伝工作」を「ビジネス」とか「ブランド」に入れ替えても納得。当然か。

「佐藤優の出来上がり方」がわかる本いくつか。


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国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて/佐藤 優
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