肥満は経済学的視点からも分析できる!


今日(4/8)の日経朝刊25面「経済教室」(池田新介・大阪大教授執筆)。


負債(借金)行動と同じで、将来よりも今に重きを置く人、せっかちで

後回し傾向の強い人ほど、借金もするし、脂肪も蓄える傾向がある、とのこと。


うぅ、思い当たる。。。

今を楽しみたくて、飲んじゃう、食べちゃう。カードで払っちゃう。。。

今はウォーキングと水泳で辛うじて、メタボ大丈夫ですが。。。もうすぐ。。。


でも、このような性向把握は、クラスターというか

コミュニケーション設計の上でも参照できると思う。


メタボ対応食品、飲料、測定機器などのマーケティングでは、

上記のような性向を考えた上で、即効性があることを前面に出した製品が

メタボ傾向の人に受け入れられる可能性が高そう。


でも、本質的な解決につながるのか、とか、ユーザーとのホントの絆を

つくるには、即効性はOKだろうが、その場しのぎ感はやはり中期的に

ブランドを毀損するかも。


で、記事に戻ると、負債保有と肥満の関係を、将来価値を測る

「時間割引率」という概念で測定して、肥満と負債の有意なデータが提示されている。

BMI(体重(㌔㌘)を身長(㍍)の二乗で割った体格指数)を利用している。


説得的だ。。。


4月からメタボ健診制度が始まることにあわせて、肥満問題と医療費問題を

実証的に分析した論説。


ということで、メタボへの保健指導などの現実的な制度運営、費用負担、

健康意識啓発の設計を精査すべきと言うのが全体的な趣旨。


でもどこからが、ついちゃった脂肪なのかの判定は難しいものですね。


あとは、微妙な問題として、BMIの個人差の72%は遺伝要因によるものという

説もあり、これも対処が難しい。もちろん言及されています。


この池田先生はマクロ経済の理論研究されてますが、「消費者の選考」

(要は人はどのようにモノを選んだり判断するか)の経済学的研究をしていますね。

こちらに一般向けの執筆、講演一覧 があって、今回の記事のもともあります。

面白いテーマが多いですね。


「人はなぜ後悔するのか:時間と計画のパラドックス」,とか、「ダイエットと経済学」とか。

公式HPの写真をお見受けする限りでは、ご本人はせっかちでも後回し傾向でもなさそう。