以前、ご紹介した「Savon de Royal」に使われている「フランキンセンス」について、
多くのご質問がありましたので、本日はフランキンセンスについて書きたいと思います。
まず「フランキンセンス」とは？
■フランキンセンスの生息地
中東のオマーンやイエメンなどのアラビア半島、ソマリア、エチオピア、ケニア、エジプトなどの東アフリカ、インド等に自生するカンラン科の樹木です。
この樹皮に傷をつけると、樹脂が分泌され空気に触れると固化し、1～2週間ほどかけ乳白色の塊になります。
この樹木は、栽培して増やすことが困難な為、かつては金と取引される程、貴重な樹脂です。
古代より、香料や薬として使用され、現在もアロマセラピーとして使用されています。
■フランキンセンスの名前の由来
・Frank（真の）incense（香り）・・中世ラテン語で、良質の薫香を意味します。
・別名のOlibanum（オリバナム）は、アラビア語のal（定冠詞）＋ luban（フランキンセンス）
・ニュウコウジュ（乳香樹）・・ラテン語のオレウム・リバナム（レバノン産の油）、又はアラビア語の乳を表す言葉。
芳香する樹脂は「乳香」と呼ばれβボスウェル酸を含みます。古代エジプトでは防腐の為、ミイラ作りに使用されており、ツタンカーメンの墓からもフランキンセンスが発見されています。
■浄化の代表格
フランキンセンスは、古来より、場や身を浄化し清めるとされています。
最古の香料として知られ、焚いた煙が神に繋がるとして、寺院や教会で焚かれています。
■イエス・キリストに選ばれた香り
今から約２０００年前、イエス・キリスト誕生の際に、「金」「フランキンセンス」「没薬」の３つが贈られ、この中でイエス・キリストが選んだのが「フランキンセンス」とされています。（『新約聖書マタイによる福音書２章１１節』）
紀元前から、神への捧げものとして、宗教儀式や神事の際に、フランキンセンスが使用されています。
■フランキンセンスの働き
身体への影響
フランキンセンスは、古代より慢性炎症やリウマチに使用されてきました。
痛みの軽減や、炎症が減少するという研究結果も出ています。
また、フランキンセンスに含まれる「ボスウェリア酸」は、現在ガン治療に有効として研究されています。
心への影響
また、気持ちを落ち着かせ、呼吸を深くし、感情のバランスをとってくれるので、鬱や疲れ等に使われています。
呼吸器系
呼吸を整える働きを持つため、呼吸器粘膜の鎮静や、鼻炎・のどの痛みなどに使用されています。
抗菌・抗ウイルス
αピネンや、リモネンには抗菌作用があり、免疫向上や、感染症予防に使用されています。
美肌・アンチエイジング
クレオパトラが愛用していた事で有名なフランキンセンスは、美肌効果に優れ、「若返りの油」とも呼ばれています。
フランキンセンスは、乾燥の厳しい環境で自生している為、皮膚の乾燥に効果的です。
また、樹皮が傷つけられた際に出す樹脂は、身を守り、修復するという働きがあります。
その為、フランキンセンスは細胞の再生にも使われ、シワやたるみニキビ跡などに使用されます。
フランキンセンスには、「浄化」だけではなく、治療や、癒し、美容など数えきれない程の働きがあります。
古くは、４０００年以上前から使用されており、まだ解明されていない効果もあるとして研究が続けられています。
成分だけでなく、その神聖な香りにも様々な効果が実証されている、とても魅力的で神秘的な「フランキンセンス」
フランキンセンスの浄化パワーと美肌パワーを楽しめるのが「Savon de Royal」です。
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