引用 BRUTUS

 

■ルドニツカの誕生

1905年フランス、ニースにて誕生。

父はロシアの役人で、一家でウクライナから亡命してきました。

ルドニツカは、グラースで原料を分析する仕事に就き、香水のベースとなる知識や精神を学び、調香師になる事を目指します。

その後、「エルネスト・ポー」(CHANEL初代専属調香師で「No゜5」を作った人物)の元で修業します。

 

1935年に、※DeLaireに転職したルドニツカは、香水のベース作りを任されます。

(※De laire は、最初に合成香料のベースを完成させた会社)

1すでに数百のベースや化学成分をマスターしていたルドニツカは、香水業界のリーフレット記事の執筆を始めます。

そして、最初の香水 It's you(エリザベス・アーデン)が発表されます。

 

 

■幻の香水とディオリシモ

1956年ルドニツカは新作の香水を完成させ、ディオールの香水部門責任者である、セルジュ・エフトレー・ルイシュ(フレデリック・マルの祖父)に提案しますが、却下されます。

セルジュは、クリスチャン・ディオールが愛したスズランの香りを求めていた為、スズランでの調香を依頼し誕生したのが、Dior「ディオリシモ」です。

 

通常、数百種類の香料を調合して香水は作られていたのですが、ルドニツカは、30~40種類の香料のみでこの香水を作り上げました。

シンプルでありながらも、嗅いだことのない濃厚な香りは、人々を魅了し、香水業界のみならず世界中にインパクトを与えます。

 

当初、提案された香水は封印されていましたが、その後「フィジー」の名でギラロッシュから発売される寸前まで行きますが、当時の香水業界の中では、あまりに斬新すぎる香りという事で、そのまま商品化される事は無く、幻の香水となっていきます。

時代の最先端を行き過ぎたこの香りは、「プラム」と呼ばれ調香師の中でも話題になっていました。

ルドニツカは、この香りを、妻テレーズの為に再調香し、彼女だけの香水として封印するのでした。

 

 

■幻の香水「テレーズのパルファム」

フレデリック・マルが、この香りを知ったのは、パルファン・クリスチャンディオールで働いていた母親が、この香りのサンプルを家に持って帰ってきた時でした。

その後、1999年フレデリック・マルが創業する際に幼き頃、母に嗅がされた「幻の香り」を求め、テレーズに会いに行きます。

自分のブランドに、どうしてもこの香りが必要だと訴え、幻の香りは、ついに製品化されます。

最愛の妻テレーズの為だけに作られ、40年以上もこの香りをまとっていた彼女にちなみ、「テレーズのパルファム」と名付けられました。

 

■ルドニツカのパフュームガーデン

引用 BURUTUS

 

フランスのグラースは、香水の原料の産地として有名です。香水商たちが集まる町として「香水の町」とも呼ばれています。

そのグラースに、ルドニツカのパフュームガーデンはあります。

エルメス初代専属調香師であるジャン・クロード・エレナもすぐ近くに住んでおり、よくこのガーデンを訪れるそうです。

72ヘクタールに及ぶ広大な敷地には、香水の原料となる植物・ハーブが数百種類植えられています。

中国式・日本式・イタリア式・フランス式の庭園も造られており、様々な植物の香りからインスピレーションを受けて香水を作っていました。

ルドニツカは、大衆受けする香りには興味が無く、「人に衝撃を与え、感情を揺さぶる香水」を作る事に生涯を捧げていました。

20世紀最高の調香師ツドニツカの生涯は、彼の作る香りのように人々に衝撃を与えたのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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