引用 cahiers de mode

 

■科学者を目指していたナジェル

クリスティーヌ・ナジェルは、1959年スイスに生まれます。

科学者を目指していた彼女は、フィルメニッヒ社の調査研究部門で働く事になり、そこで調香の神と言われる「アルベルト・モリヤス」に出会います。この出会いが、ナジェルを調香の道へと導きます。

 

 

■調香師への厳しい道のり

「1980年代当時は、女性で、シングルマザーで、調香師の娘でも、グラース出身でもない私が調香師になれる可能性はほとんどなかった」というナジェルの言葉通り、当時のフランスでは、ナジェルが調香師を目指す事は無謀な挑戦でした。

それでも、フィルメニッヒ社で研究を続けた後、FENDIやヴェルサーチで香水のコンサルタントを務めます。

そして、アロマティクス・クリエーションズにて、ミシェル・アルメラックの元で調香が学べるという条件下で、クロマトグラフィー部門を立ち上げます。この頃、アランドロンの「サムライ」を調香します。

 

 

■調香師として脚光を浴びる

ミシェル・アルメラックの元で調香を学んだナジェルは、1997年クエスト社で調香師となります。

 

2000年ジボダン社に入社し、2009年から「ジョー・マローン・ロンドン」の調香を担当し、20種類以上の香水を発表します。

そのほとんどが、大ヒットとなり、ジョー・マローンの人気を大きく引き上げる立役者となります。

 

この功績を買われ、2014年エルメスから、2代目専属調香師に指名されます。

 

 

■エルメスの歴代調香師たち

エルメスの香水デビューは意外と遅い1951年からでしたが、エドモン・ルドニツカの「オードゥエルメス」→ジャン・クロード・エレナの「地中海の庭」と、着々と人気シリーズを生み出し、そのラインナップを広げてきました。

 

そこに、クリスティーナ・ナジェルが新たに加わる事となります。

パフューマーとして、専門的な教育を受けた事のないナジェルが、ジャン・クロード・エレナの後継者に抜擢された事は、センセーショナルでしたが、それほど彼女の才能が秀でていたのです。

 

 

■ナジェルの香水作り

ナジェルの香水の作り方は、いたってシンプルです。

月曜日~金曜日まで新しい香りを調合し、週末にそれを身に着け町に出かけ、誰も何も尋ねてこなかったらやり直しをする、というもの。

方法だけでなく、その調香にいたっても、「上質な天然香料をいかす調香はシンプルに」というポリシーのもと作られる香水は、

上品でありながら個性的で、人の心を掴んで離さない、唯一無二な香り。

そのセンスは、やはり普通の調香師にはない天性のものです。

そんな方法で、発表された「ラグーナの庭」「ツイリードゥエルメス」「H24]「オーデ・メルヴェイユ」・・・その他多くのヒット作を誕生させています。

 

■マダム・エルメス

自己流のやり方で、世界有数の調香師の仲間入りを果たしたナジェルならではの作り方です。

そんな彼女の事を、エルメスでは「マダム・エルメス」と呼んでいるそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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