引用 美的.com
エルメス初代調香師として有名な「ジャン・クロード・エレナ」
代表作に、「ナイルの庭」「地中海の庭」「テールドゥエルメス」など、今やエルメスを象徴する庭シリーズも、彼が生み出したものです。
■ジャン・クロード・エレナとは
ジャン・クロード・エレナは、1947年香水の聖地である、フランスの「グラース」生まれます。
ジャンの父ピエールもまた、調香師でした。その父に渡された冊子を読んでから、ジャンの運命は変わり始めます。
その冊子には、エドモン・ルドニツカが特集されていました。
彼の知識・哲学・香りの作り方、その全てに強い興味を惹かれ、香水を作り始めます。
1968年にジボダンが新設した調香師養成学校に入学するも、わずか9カ月で「ここで勉強する事は意味がない」と、ジボダン社で調香師として働きながら、修行を積む事となります。
しかし、毎日石けんやシャンプー作りばかりやっていたジャンは、ある日ルドニツカの自宅に招かれた際、「君は臭い。洗剤のような臭いがする。明日出直してきなさい」と言われたそうです。
ルドニツカとの交流が始まって以来、更に調香師としての生き方を考えさせられたジャンは、その後一切、自分に香水をつけなくなったと言われています。
■エルメス初代専属調香師に
1976年ジャンが28歳の時、「ヴァン・クリーフ&アーペル」の香水を調香します。
1992年ブルガリの「オ・パフメ・オーテヴェール」を調香。
1998年カルティエの「デクラレーション」を調香。
そして、2004年エルメスの初代専属調香師となります。
エルメス5代目社長ジャン・ルイ・デュマは、香水で成功したシャネルのように、専属の調香師が必要と考え、カルティエから「ヴェロニク・ゴディエ」を招へいします。
ヴェロニクは、カルティエで一緒に調香した、エレナをエルメスの専属調香師に推薦しました。
そこで誕生したのが「地中海の庭」だったのです。
御存知の通り、「地中海の庭」は大ヒットとなり、ジャンは正式にエルメスの初代専属調香師として就任しました。
2004年の就任から、わずか5年間で、エルメス香水売上は倍増しました。
■天性の調香師
ジャンは、そのほとんどの香水を、15~40種類の原料で作り出しています。
その少なさは、一般的な香水の10~30分の1の量だと言われています。
少ない原料で作ろうとすると、香りに奥行きが出ず、単純な香りになってしまうところですが、ジャンは、少ない原料で創造力が広がり、記憶に残る香りを生み出す事ができます。
これは、ジャンの飛びぬけた才能とセンス、知識の賜物です。
■現在
2011年に芸術文化勲章「シュヴァリエ」を受賞。
2014年に、2代目専属調香師「クリスティーヌ・ナジェル」が就任後、2年間で引き継ぎを済ませたジャンは、調香師を引退する予定でしたが、エルメス退社直後に、フレデリック・マルからの調香の要請を受け現役を続行する事となります。
2019年からは、本人が一目ぼれした「ルクヴォン」のオルファクティブディレクターの就任し、香水業界に新たな刺激をもたらしています。
■ジャンのポリシー
ジャンの言葉に、「香水は蒸発して消えてしまうからこそ、誰も所有できず欲望が欲望のまま残る。人々の記憶や、嗅覚の共通の思い出のおかげで、香水を魅惑的なものにする事ができる」とあります。
50年以上、天才調香師として活躍し、今もなお理想の香りを求め研究し続ける「ジャン・クロード・エレナ」
彼の香りへの探求心はこれからも続いていくでしょう。
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