◆BOTTEGA VENETA誕生
ボッテガヴェネタは、1966年創業。イタリアを代表するファッションブランドです。
北イタリアの「ヴィチェンツァ」にて、ミケーレ・タッディと、レンツォ・ゼンジアーロ夫婦により設立されました。
◆イントレチャート
今では、ボッテガの代名詞となっている「イントレチャート」（レザーを編み込んだ技法）を開発し、ブランドを一躍世界的なブランドへと成長させました。
イントレチャートとは、イタリア語で「手編み込み」という意味で、柔らかい革を縦長に裁断し、手作業で職人が編み込んでいくという伝統技法。柔らかい革を使用するため、その微妙な力加減や、作業工程は非常に難しく、技術と時間を要する技法。
それゆえ、ボッテガヴェネタが作り出す「イントレチャート」は高い評価を得て、現在もブランドを代表するアイテムとなっています。
BOTTEGA VENETA ボッテガ・ヴェネタ イントレチャート長財布
◆ブランド名
BOTTEGA（工房）VENETA（ベネチア）から、「ベネチアの工房」という意味。
革職人の卓越した伝統技術とクラフトマンシップにこだわった高級革製品を製造する、というポリシーがブランド名にも表れています。
◆トーマス・マイヤー
高い技術を持ちながら、そこまでの知名度はなかったボッテガですが、2001年グッチグループに買収された事から一気に知名度を上昇させます。
その立役者となったのが「トーマス・マイヤー」。
グッチグループより送り込まれた、トーマス・マイヤーは、それまで「エルメス」「ソニアリキエル」等で活躍していたデザイナーで、彼の手腕により、ボッテガヴェネタは人気ブランドへと著しい成長を遂げる事になります。
なんと、2018年の退任までの約17年間、ト－マス・マイヤーはボッテガのクリエイティブ・ディレクターを務めます。
その後、ダニエル・リー、2021年にはマチュー・ブレイジークリエイティブ・エヒレクターに就任します。
◆沿革
2001年グッチグループの傘下に入る。
2007年世界最大規模の旗艦店として、銀座店がオープン。
2010年ジラールペルゴを所有する「SOWIND」グループとのコラボで、初の時計「BVX」を発表。
2011年香水の販売をスタート。
ボッテガ・ヴェネタは、多くの他のブランドのように「ロゴ」が製品に入っていません。
しかし、見てすぐに「ボッテガ」と分かるデザイン・クオリティになっている所が、その技術の素晴らしいところです。
革の素材や、伝統技法のこだわったボッテガの製品は、肌触りの良い、上質な仕上がりで「シルクのようだ」と評されています。
イタリアを代表するボッテガヴェネタ。その進化はまだまだ続きます。
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