ロンジンは、1823年スイスで創業した時計メーカーです。
博物学者ルイ・アガシの弟「オーギュスト・アガシ」が時計販売会社の共同経営者となった事でスタートしました。
社名の「ロンジン」は、フランス古語で「花溢れ小川流れる野原」という意味。
そしてシンボルマークは、翼を持つ砂時計です。
1867年に「レ・ロンジン」という工場を建設。
その後のパリ万博から1929年のバルセロナ万博までに、10度のグランプリを受賞します。
歴代万博では28個の金メダルを受賞し、「最も受賞数の多いブランド」として認知されます。
1919年には国際航空連盟に公式認定され、パイロットウォッチの製造をスタートさせます。
1931年にアワー・アングルウォッチを開発。
これは、1927年に世界初の単独大西洋無着陸横断飛行に成功した「チャールズ・リンドバーグ」が航空時計のアイディアを発案し開発されたと言われています。
航空機の経緯度が一目で分かり、時角（アワーアングル）を読み取り、正確な現在地を測定できるという、パイロットウォッチならではの機能は、一躍脚光を浴びます。
1935年には、ロンジンウィームスセコンドセッティング機構を開発。
アメリカ海軍将校「フィリップ・ヴァン・ホーン・ウィームス大佐」と、ロンジンのコラボにより、グリニッジ標準時（GMT）シグナルと針を、秒単位の正確さで一致させる「ロンジンウィームスセコンドセッティング」を開発し、1935年に特許申請。
1936年フライバッククロノグラフの開発。
1939年スプリットセコンド搭載の自社製ムーブメントを開発。
即座にリスタートするフライバック針と、スプリットセコンド針を備えたスポーツ用積算計搭載のクロノグラフを開発。
1954年コンクエストラインを発表。
1975年 Cleopatraを発表。
バングルに時計をセッティングしたエレガントな「Cleopatra」はバーデンバーデンのゴールデンローズ賞を獲得。
1979年 Feuille d'Orを発表。
厚さ1.98mmのクオーツウォッチ「Feuille d'Or」を発表。
1982年 Agassizを発表。
1983年 SMH（スウォッチグループの前身）と合併。
1985年 国際体操連盟・新体操の公式時計に指。
1997年 ドルチェ・ヴィータコレクション発表。
エレガンスを意識した「ドルチェヴィータ」コレクションは女性の間で瞬く間に人気となる。
2003年 LONGINES EVIDENZA発表。
ロンジン初のトノー型腕時計を発表。
2007年 ロンジンスポーツコレクション発表。
「ロンジン レジェンドダイバー」「ロンジン ハドロコンクエスト」を発表。
2009年 ロンジン プリマルナコレクション発表。
本格的にレディースラインのコレクションを発表。
2011年 ロンジン マスターコレクション レトログラード ムーンフェイズ発表。
４つのレトログラード機能（曜日・日付・秒針・24時間スケール）に、ムーンフェイズと、デイナイト表示のムーブメントを搭載。
2013年 国際馬術連盟（FEI）とパートナーシップ契約
国際馬術連盟の公式タイムキーパー・公式時計となる。
2014年 午年を記念して、懐中時計「ロンジンイクエストリアンレピン」を発売。
乗馬スポーツとの深いつながりを持つロンジンならではの、ジャンプする馬の装飾が描かれています。
2015年 競馬においてのタイムキーピングとトラッキング技術に大きな革命をもたらす、ロンジン ポジショニング システム（LPS）を開発。これは、レース中の馬の正確な位置・レースランキング・馬の距離とスピードを即時にデータ提供する画期的なシステム。
長い歴史を持ち、現在もスポーツ界と深いつながりを持つ「ロンジン」。
現在も多くの時計ファンを魅了し続けています。
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