■創業

1833年創業。スイスの高級時計マニファクチュール。

これまで、数百に及ぶ発明と、1,000種類以上のキャリバーを開発している一流の時計ブランド。

 

アントワーヌ・ルクルトが、スチールから時計のカナを切り出す機械を開発する。

そして、小さな時計工房を開いたルクルトは、1844年世界で最も正確な計測器ミリオノメーターを発明。

これにより、高い生産能力を獲得。

1847年、巻き上げと時計のセッティングに鍵を使わないシステムを開発。

1851年、ロンドンでの万国博覧会で「金メダル」を授与される。

1866年、本格的なマニファクチュール「LeCoultre&Cie」を創設。その後、1900年までに350種類以上のキャリバーを製造。

その内128種類はクロノグラフ機能、99種類はリピーター機構を搭載。

1902年から30年間は、パテック・フィリップ向けのムーブメントを製造。また、ヴァシュロンやオーデマピゲのムーブメント製造を行った実績もあり、時計技術においては創業時より群を抜いた存在でした。


 

■ジャガー・ルクルトの誕生

1903年、フランス海軍向けの時計を製造していた「エドモンド・ジャガー」が、スイスの複数の職人に、自らが発明した蝶薄型キャリバーの製造・開発をしてほしいと依頼する。

これを受け、アントワーヌの孫で、、ジャック・ダヴィド・ルクルトが、超薄型懐中時計のコレクションを製作。

1907年、ルクルト製キャリバー145を搭載した、世界で最も薄い懐中時計を製作。

ジャガーは、今後15年間ジャガーのムーブメントをカルティエ専用とする契約を結び、そのムーブメントは、ルクルトで製造される事となる。

これをきっかけに、ジャガーと、ルクルトは協力関係を築き、1937年「ジャガー・ルクルト」が正式に誕生する事となる。

 

ジャガー・ルクルトを語る上で、外せないのが「3つ」の複雑機構の開発です。

 

①ミニッツリピーター

ミニッツリピーターは、スライド式のプッシュボタンで起動し、チャイムを鳴らす事で現在の時間が分かる複雑機構の事。

時間単位・15分単位・分単位でそれぞれ異なる音色で知らせる事ができるので、時間を区別する事ができます。

ミニッツリピーターの中には、時間通知だけでなく、メロディを奏でるモデルも存在します。

1870年にハウのミニッツリピーターを開発してから、200種類ものチャイム機構搭載キャリバーを開発。1900年までに100種類のミニッツリピーターを開発したルクルトは、「The Sound Maker(サウンドメーカー」の称号を手にします。

 

②多軸トゥールビヨン

トゥ―ルビヨンは、時計の位置誤差によるズレを取り除き、あらゆる角度でも重力の影響を相殺する複雑機構。

毎分1回転するスピードで継続的に複雑機構全体を回転させ位置の誤差を排除し、精度を保ちます。

1946年初のトゥ―ルビヨン搭載懐中時計を開発。その後、1993年腕時計にトゥ―ルビヨンが搭載される。

2004年、テンプと脱進機が起こしえる位置の誤差を解決する装置の開発を試みる。

テンプと脱進機をあらゆる位置で2層に回転させる事に挑戦。これによって誕生したのが、多軸トゥールビヨンである「ジャイロトゥールビヨン」

かつてない高精度を実現したルクルトは、その技術力の高さを証明します。

2009年国際クロノメーターコンテストでは、1位マスター・トゥールビヨン(キャリバー978)、2位レベルソ・ハイブリス・メカニカ(ジャイロ・トゥ―ルビヨン2)と、上位2位を、ジャガー・ルクルトが独占しています。

 

③セレスティアルコンプリケーション

セレスティアルコンプリケーションとは、ムーンフェイズや恒星時などの天体情報をとらえる機能。

スイスの工房の空に広がる天体の美しさと複雑さに魅了され開発が続けられています。

天象は、時間計測の基礎であり、惑星や星の動きが時間を計測する基盤であるという考えのもと、時の均衡・星図・交点付月周期・近点月周期などあらゆる複雑な技術を駆使しています。

 

 

 

【ジャガー・ルクルトを代表するモデル】

 

■レベルソ

ジャガー・ルクルトの名品。

ラテン語で「回転する」という意味。1931年、ポロ競技の衝撃に耐えうる時計として製作される。

ケースが反転する事で、時計のガラス・風防を保護する事ができる。

最近は、レベルソ・デュオというモデルが発表され、表面・裏面で別の時間が表示される機能を搭載。両面楽しめるデザインとなっている。

 

ジャガー・ルクルト  レベルソ  クロノ   レトログラード

 

 ジャガー・ルクルト レベルソ トゥールビヨン

■マスターシリーズ

1992年から発表されている人気シリーズ。

シンプルなデザインながら、パワーリザーブ・ワールドタイム・アラーム・クロノグラフ・永久カレンダーなど、複雑機構を持ったモデルも多い。

スイス公式クロノメーターより厳しい「1000時間コントロールテスト」という自社規格を作り、そこを通過したモデルを作るという徹底ぶり。

その為、このモデルの裏蓋には「Master Control 1000 hours」と刻印されている。

 

スイスクロノメーター検定・・・5つの姿勢と、3つの温度設定で15日間(2週間)検査を行う。

1000時間コントロールテスト・・・・6つの要素の検査を1000時間(6週間)に渡り検査。

 

スイスの公式規格の、3倍の時間をかけ検査している。しかも、ムーブメント単体のみの検査で行うスイス規格に対し、1000時間コントロールテストは、「ケースに入った完成品」を対象に検査を行っています。

これにより、「防水性」や「耐磁性」など、完成品でなければ計れない要素まで検査ができる。

 

■デュオメトル

2つの独立した機構を1つの調速機構で統合する事で高い精度を生み出す。

複雑機構を際立たせるシンメトリーなデザインは、美しさを際立たせます。

5時と7時の位置の香箱が、それぞれパワーリザーブを表示し、より精巧な設計を可能にしています。

 

リオネル・ファーブ(デザイン部門主任)の言葉に、

 

「小さなディティールにまでこだわり抜いたデュオメトルコレクションは、可能性の限界を押し広げ続ける存在。真に卓越した設計を愛する方に最適な時計と言えるでしょう」

 

と言わしめる位、デュオメトルコレクションは、ジャガー・ルクルトの技術の結晶とも言える逸品です。

 

■アトモス

人力を必要とせず、半永久的に動き続ける置時計。

1928年に、エンジニアのジャン・レオン・ルターにより開発された自動巻機構。空気の力を利用して自ら時計を巻く事ができる。

複雑かつ正確な技術だけでなく、芸術作品のような美しさが魅力です。

「大統領の時計」と言われるアトモスは、1950年以降スイス連邦の公式贈答品となっている。

 

 

189年の歴史を誇る、一流の時計メーカーだけあって、一つ一つのモデルに風格を感じます。

進化し続ける技術と、揺るぎないブランドポリシー。

それが長く愛される由縁かもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

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