PIAGET ピアジェ　～一流マニュファクチュール＆一流ジュエラーの誕生～

■PIAGETの誕生

ピアジェは、1874年創業。スイスの高級時計・ジュエリーブランド。

世界84カ国・800店舗以上展開する、正解有数のメゾンです。

「常に必要以上に良いものを作る」というピアジェの信念は、現在の「PIAGET」に受け継がれています。

その歴史は、ジョルジュ・エドワール・ピアジェが、わずか１９歳で家の近くに小さな時計工房を開いた所から始まります。

懐中時計や、高精度のムーブメント製作技術は瞬く間に話題となり、数々の有名ブランドから注文が入るようになります。

ジョルジュの息子、ティモテ・ピアジェの代になると、ムーブメント製作だけではなく、ウォッチ・懐中時計の製作へと事業をシフトします。

1945年、3代目のジェラルド・ピアジェと、弟ヴァランタン・ピアジェの頃には、ピアジェ家の故郷「ラ・コート・オフェ」に大きなマニファクチュールを完成させます。

■世界最薄ムーブメント

1957年ヴァランタン・ピアジェが、バーゼルフェアで発表した、わずか2mmという、薄型の手巻きキャリバー「9P」は時計界に大きな衝撃を与えます。

一躍、薄型ムーブメントの第一人者となったピアジェは、その後も1960年マイクロローターを考案し、世界最薄となる、自動巻きキャリバー「12P」を完成させます。

世界最薄という高度な技術だけでなく、見た目の美しさや機能面も兼ね備えたPIAGETの時計は、高い評価を受けます。

■ジュエラーとしてのPIAGET

1959年ジュネーブで初の「サロン・ピアジェ」を開催。

時計だけでなく、ハイジュエリーのコレクションを発表します。

ヴァランタン・ピアジェの「今までにされてこなかった事をしなさい」という信念のもと、ピアジェは数々の新たな試みを行います。

1963年に初めてオーナメンタルストーンを使った時計を発表します。

オリジナリティと、革新的な発想に基づいたデザイン。個性だけを追求するのではなく常にエレガントを求める美しさが特徴です。

カラフルな色使いを時計に盛り込んだデザインは、新たな革新としてピアジェの地位を確立します。

■ALTIPLANO

1957年、ピアジェのアイコンである薄型ウォッチALTIPLANO（アンティプラノ）を発表。手首にフラットに装着できるデザインは、南米のアンデス山脈のアンティプラーノ高原地帯から着想を得て、名付けられました。

驚くほど薄く、エレガントなアルティプラノは、社交界のセレブ達にたちまち人気となります。

アンティプラノ60周年を記念して作られたモデル「アンティメートコンセプト」は、第20回ジュネーブ・ウォッチ・グランプリ（GPHG）で、Aiguilled'Or（金の針賞）を受賞しました。

■POSSESSION

1960年にはジュネーブの金細工工房を買収し、ドレスウォッチやジュエリーの製作をスタートさせます。

高精度な時計製作の技術力を生かしたジュエリーは、瞬く間にセレブ達のを心を掴みます。

1990年には、POSSESSIONを発表。POSSESSHIONは、フランス語で「所有」の意味。愛する人を所有し、同時に所有される、という意味が込められています。

ラグジュアリーでありながら回転するリングという遊び心がつまったデザインが話題を呼びます。

「必要以上のよいもの」「これまでなかったもの」歴代のピアジェの信念を引き継ぎ、ジュエリー界にも革新をもたらしたのです。

■MISS PROTOCOLE

1963年に発表された「ミス・プロトコール」。

国際儀礼・外交儀礼という意味を持ち、ピアジェの中でもラグジュアリーでエレガントな雰囲気が漂うイメージ。

世界で活躍する女性に、さらに輝いてほしいという願いを込めてデザインされています。

PIAGET ピアジェミスプロトコール K18YG シェル文字盤

■PIAGET POLO

4代目、イヴ・ピアジェの頃には「ラグジュアリーの象徴」と言われたピアジェですが、普段使いできるエレガンスな時計を求め、1979年「PIAGET POLO」を発表します。「ポロ」は、馬に乗りマレットで球を打つ、エレガントな王族のスポーツ。ここから名付けられたと言われてます。そして、ブレスレットと、ケースが一体化している最初のモデルが、この「ピアジェ・ポロ」です。

■PIAGET ROSE

1982年、イヴ・ピアジェが愛した「薔薇」をモチーフに製作された、「イヴ・ピアジェローズは」、イヴの薔薇への情熱を感じるデザインです。

薔薇の妖艶な美しさ、女性らしさを表現した曲線は息をのむほどの美しさです。

「PIAGET」というと、宝飾・ジュエラーというイメージが強いですが、老舗のマニュファクチュールの時計メーカー。

世界初の技術を有する、一流の時計ブランドであり、一流のジュエラーである、稀有なブランドです。

初代ピアジェの、「常に必要以上に良いものを作る」というポリシーは、現在も受け継がれ、唯一無二なデザインを生み続けています。

これが、100年以上一流ブランドとして存在し続ける由縁なのですね。

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リーゼント社長の教室巨大なリーゼントでお馴染み、「ブランド王ロイヤル/買取王ロイヤル」の代表　森田勉です。これまで、ホテルマン・不動産業・ブランド王、と様々な経験から得た、豊富な知識・雑学・特技などをご紹介していきます！【略歴】・ホテルオークラ財務課勤務時代、「総セールスキャンペーン」では、一人で2,400泊を獲得。（ちなみに2位は20泊）・現在の「レディースプラン…