私が大学を卒業し、まず就職したのが「ホテルオークラ」です。
そう。私の社会人生活は、ホテルマンからスタートしました。
「ホテル御三家」と呼ばれた、「ホテルオークラ」
やはり日本が誇る、一流ホテルです。
そんなホテルオークラの歴史についてお話したいと思います。
ホテルオークラは、1958年「帝国ホテルを超えるホテル」という目標をもとに
大成観光株式会社として設立されました。
創設者は、大倉喜七郎氏。 大倉財閥 大倉喜八郎氏の息子さんです。
野田岩次郎氏が陣頭指揮をとり、日本文化と欧米の近代ホテルの最新設備を兼ね備えた
これまでにないホテルを作り上げる、というコンセプトのもと「ホテルオークラ」は完成しました。
1962年 ホテルオークラが開業。
1964年 東京オリンピックで選手村に食堂関係者を派遣したり、IMF国際会議の場となる等
国際的なホテルとして発展を遂げます。
その質の高いサービスは海外からも高い評価を受け、1981年に「世界のベストホテル」で2位に選ばれます。
2008年には、洞爺湖サミットで接遇の支援。
2010年には、上海万博日本館公式レストランとして出店しています。
また、新一万円札の「顔」となった、渋沢栄一氏もホテルオークラと深い繋がりがあります。
「近代日本経済の父」と呼ばれた渋沢栄一は、常盤ホテル(後のホテルオークラ京都)の創立費を扶助します。
京都は日本が誇る景勝地であり、それにふさわしいホテルが必要と考えての事でした。
ホテルオークラは、日本だけでなく世界から一目置かれる一流ホテルとなり、
様々な著名人・財界人が愛してきました。
ソ連のゴルバチョフ書記局長、レーガン元大統領、ダイアナ妃、ジョン・レノンなど、マイケルジャクソン、など
名だたる著名人に利用されてきました。
そんなホテルオークラが、2014年本館建て替え計画を発表すると、
アメリカ「ニューヨークタイムス誌」に「サヨナラ、オークラ」という記事を掲載。
「ワシントンポスト誌」は、「日本の取り壊し文化における最新の犠牲者」と表現。
デザイン・インテリア誌「カーサブルータス」は、「なくならないで!私のオークラ」という特設ページを開設
ポール・スミスは、「クリエイティブな仕事をしている人が泊まりたいと思うのはオークラ」と発言
建築家のスティーブン・ホールは「オークラの本館が取り壊されるのは悲劇。次世代に引き継がれる宝物」と述べた。
「セーブ・ザ・オークラ」という、解体反対署名のサイトが出来るほど
ホテルオークラ建て替え発表が、世界中に衝撃を与え、オークラは世界最高のホテル、
日本の建築美の象徴という認識を改めて感じる事となります。
そして、惜しまれつつ、約53年間の歴史に一度幕を下ろした「ホテルオークラ本館」が、
2019年9月 「The Okura Tokyo」 として帰ってきます。
谷口吉郎氏が手掛けたロビーは、息子で建築家の谷口吉生氏によって見事に再現されました。
世界中のファンが愛した「オークラ・ランタン」を使用したロビー空間は見事に復元され、
上から見ると、梅の花のように見えるテーブルとイス、オークラの意志は継承されつつ
美しく生まれ変わりました。
ホテルオークラに勤める人間は、誇りとプライドを持っています。
世界に誇る「ホテルオークラ」に勤めている。そんな自負を持ちながら働いています。
かつて私もそうでした。
一流のホテルとは、サービスだけでなく、そこに働く人々の意識も一流なのだと思います。
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