カナダの研究グループは、マンションの高層階に住む人は低層階に住む人に比べ、心筋梗塞などで心臓が止まった後に生き延びる割合が低いとする研究結果を、1月18日発行のカナダ医師会誌「CMAJ」に報告した。心停止で病院に運ばれ、生きて退院できた割合は、1~2階の4.2%に対して16階以上で0.9%、25階以上ではゼロだったという。

何と、25階以上に住んでいる人の生存率が0%とは驚きだ。

これは、救急救命士が、部屋にたどり着くまでに時間がかかる、というのが大きな原因。

マンションにAEDを設置する。救急車を呼んだら、管理人がエレベーターを1階に呼んでおく。また、専用のエレベーターを準備しておくなどの対策が求められている。

憧れの高層マンションだが、良い事ばかりではなさそうだ。