保護者対象 進路講演会 | brand  new!

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人生に起きること。
きっと何かの意味のあることだと思います。
辛くても、あたらしい自分になって、毎日を楽しみたい。

三男君の高校にて、進路講演会がありました。
国立文系コースに参加した備忘録です。
人生で最後の進路説明会、であってほしい…。
 
 
■近年の傾向
◯近年、人気があると言われた、国際、グローバル、外国語系の学部は、コロナ禍を経て人気分野が経済、経営、社会等に変わり、大学自体も人気の変化あり。
◯併願校数は減って、行きたい大学に絞っている。
 
■今年の傾向
◯新過程入試前年度の『安全志向』がある。
・変化の年には、浪人発生数が前年比十数パーセント減。
・共通テスト受付最終日の出願状況(確定志願者数)は、6年連続減少し、1992年度以来50万人を下回る予想。
・直近5年前とは、コロナ禍と共通テスト移行で、国公立確定志願者数がおよそ25%減少している。
・駿台9月模試でも、難関国立10大学前期は志願者数減少。
 
◯9月模試での志望者偏差値分布では、A大学で昨年と今年を比較すると、AB判定の人数は変わりないが、C D E 判定ラインの人数が昨年と比べて減少。つまり、『まだ伸びる層』が減っているのでチャンス。
◯他国立大学も、個別に検証し、一部を除き全て減少傾向。
◯外国語学部はコロナで受験生戻らずチャンス。
 
■私立
◯私立大学定員割れの状況推移
・2017年度入試以降、大規模大学の入学定員の厳格化の施策により定員割れを起こす大学は 31%に減少。
・しかし、2021年度コロナ禍による受験校絞り込みの影響で私立大の定員充足率は大きく ダウン。
・さらに、2023年度入試より大規模大学の入学定員厳格化の適用の見直しが行われ、ついに定員割れを起こす大学が53%を超える。
名前を書くだけで受かる大学は、将来なくなっている可能性がある。
 
◯共通テスト入試を導入し志望者増加校もあり。 
 
◯私立大学は入試日程の確認が重要。同じ日に、競合上位大学と被る大学は、受験生がそちらに流れてライバルが少くなり狙い目。早慶の試験日に被るGMARCH等。
 
■その他
◯国立後期日程は狙い目。受かった大学に進学しがち。早慶GMARCHの方が倍率高い。
 
◯受験校選定のポイント
目標校、実力相応校、安全校、バランスが考慮されているか、自分と相性が良いか、が重要。
併願は5〜6校、以前は10校前後。
 
 
■最近の学生の考え 
Q1.合格 不合格には保護者の協力が関係あると思いますか?
25年前→受験は本人の実力と努力だけ 37.6%
現在→保護者の協力が不可欠 60.4%
 
Q2.保護者と意見が不一致の場合どうしますか?
25年前→自分の希望を通す 67.5%
現在→話し合い 妥協点を見つける 51%
 
つまり、  
「協力してもらいたい、という気持ちがある。」
ので、保護者ができることを考える。
 
→スケジュール確認
受験料準備、 出願締め切り日、入試日 、発表日 、手続き締め切り日、等。
 
→テスト当日、起こして送り出す、テストの結果を聞かない、等。
 
 
■母の感想
3歳違いの三兄弟なので、進歩説明会にも何度も参加してきましたが、6年間で随分様変わりしました。
人気大学、人気学部、入試方式、併願数、外部試験、共通テストの試験内容、推薦が多くなり、補欠が少なくなり、同じ学科にいろんな入試で合格するようになり、受験生は減り、隠れ浪人は増え…。
 
コロナ禍が起こり、不況や物価高が襲い、戦争が続いて、不安と不透明な゙世の中に見える。
 
受験は大変だけれど、安全安心に労なくやることではなくて、苦労して傷ついて困難な道を行くことも、これからの人生を生きて行く上で必要なことかもしれない。どんな事もいつか役に立つと信じて、乗り越えて欲しい。
そして、仮に、ここで幸運でも、これからも良いままであるかは、誰にも分からない。
でも、何があっても、大丈夫、頑張っていればなんとかなると分かってもらえるといい。
そう、自分でも自戒する。
スマホをみたりして、誤魔化してたりしても、いいことなんにもない。