いつの間にかもう2018シーズンの開幕まで1週間を切っちゃっていました。
2010シーズンから書いているこのブログも、昨季はなかなか更新できず、だいたい月に1本くらいの不定期更新になってしまいました。
今季も昨季と同じか、それ以下の更新頻度になりそうなので、ブログどうしようかな・・・と思ってました。ただ、やっぱり見た分のアウトプットをしないと自分の中での整理も落ち着かないので、とりあえず思いついた時には書いていく形で今季も行くつもりです。

で、今季プレビューも書いとこう書いとこうと思っているうちに、今週末開幕ですよ!(笑)2月開幕早すぎぃ。
ということで今回は簡単ながら、今季の陣容を見ておくとともに、シーズンに臨むにあたって思っていることをまとめます。


まずは今季のメンバーについて。ポジションごとに、起用される可能性のあるところにも( )付きで表すと下のようになるでしょうか。今季ここまでの練習試合では4−4−2をメインにやっているようですので、その形に合わせます。また、新加入選手は青字にし、個人的な印象で主力に近いところから並べています。
なんと今日になって増川の加入が発表される驚きのタイミングですが、ちゃんと反映させましたよ(笑)


【ゴールキーパー】
清水圭介、キム・チョルホ若原智哉

【右サイドバック】
石櫃洋祐、(下畠翔吾)、(磐瀬剛)、(沼大希

【センターバック】
田中マルクス闘莉王、染谷悠太、宮城雅史、下畠翔吾、牟田雄祐増川隆洋、(磐瀬剛)、(荻野広大

【左サイドバック】
本多勇喜、磐瀬剛

【ボランチ】
マティアス・カセラス、(宮城雅史)、荻野広大

望月嶺臣、重廣卓也、(仙頭啓矢)、(エスクデロ競飛王)

【サイドハーフ】
小屋松知哉、湯澤洋介
仙頭啓矢、田村亮介、アレシャンドレ、(岩崎悠人)、エスクデロ競飛王

【フォワード】
岩崎悠人、レンゾ・ロペス、大野耀平、(田中マルクス闘莉王)、(仙頭啓矢)、沼大希、(田村亮介)、(エスクデロ競飛王)


まずは全体として選手数が減りました。
昨年も少なめに感じていましたが、それよりも少ないですね。
なので、出場停止や負傷者が出た際にどういったメンバーのやり繰りができるかであったり、どれだけ多くの選手が試合出場に絡めるようになっているかだったりが大事になってきます。

その点から見ると、まず手薄に見えるのがサイドバック。
レンタルから復帰した磐瀬を左サイドバックとしてカウントしていますが、彼の適正ポジションをここと見るかは悩ましいところ。本多も攻撃面でそれほど貢献するタイプではありませんが、磐瀬は右利きということもあって、さらに攻撃面で上積みできるタイプとは言えません。
サイドの守備をしっかりこなすという意味では問題ないと思いますが。
右サイドも基本的には石櫃のみ。沼がここで起用されているようですが、彼についてもやはり裏抜けを中心としたストライカーという印象が強く、サイドバック転向がどこまで本気のものなのかは今季見ていきたいところです。一昨年にサイドハーフで起用されたときの印象ではあまりポジティブなものではなかったのですが・・・。昨季所属していた鳥取でもサイドバックでプレーすることがあったようですが、その時はどうだったのでしょう。

今季からボスコ・ジュロヴスキーがコーチに就き、ここまでは自陣にブロックを敷いて守ることを第一に取り組んでいるようです。
昨季は何ら約束事を感じない守備をしていましたので、どれだけ整理して落とし込めるのかが注目点。
布部監督には引き出しを感じず、見るべきものがなかったのが昨季だったわけですが、ボスコとの関係が良好であれば「見られるもの」にはなってくる期待は出てきますから。
闘莉王が今のところセンターバック中心で、主将が染谷ということを踏まえると、スピードへの対応が不安点になります。その意味では自陣にブロックを敷く選択は妥当なものでしょうか。それでもカバーリングへの不安はあり、やはり今季も困ったときは下畠になんとかしてもらうというのが有力な気はします。


攻撃面では、後方からしっかり繋いでいく形を志向していると伝えられています。
昨季も志向する様子は見えていましたが、どうボールを運ぶのかといったところは整理されておらず、前線のフィジカルに頼るのみになっていました。
そこからどれだけ改善されているのかがやはり注目点。

新加入のカセラスにかかる期待は大きくなってくるでしょうか。
上で書いたボランチの欄は、主に上が守備を得意とする選手、下が攻撃を得意とする選手として分けたつもりですが、実際のところは両面で働ける選手でないと、チームの向上には難しいでしょう。
その意味で個人的に期待しているのが荻野なのですが、キャンプ中に脱臼してしまったようで、心配ですね・・・。
また、ボールを保持することを重要視した場合、仙頭やエスクデロがボランチの位置で起用される可能性もあります。守備面で不安は残りますが・・・。
仙頭とエスクデロをどこで起用するかはひとつの注目点で、ツートップの一角も考えられます。
エスクデロについてはまず負傷を完治させることが今季の最大目標にはなりますが、仙頭は昨季もいろいろな位置で起用され、終盤戦は主力の一角を担いましたので、今季もどこで活躍できるかを見ていきたいですね。

前目の選手では、昨季に引き続き、スピードがあってタフな岩崎、小屋松が軸になってくるでしょうか。
守備面でも彼らの追い回しは相手にとって厄介ですし、後方が整理されさえすれば、有効な守備に貢献してくれるでしょう。昨季は無駄に走っているところが多かったので、うまく使ってあげたいところです。
また、闘莉王を前線で使うオプションが残っているので、パワープレーに打って出ることも考えられます。
気がかりなのは、新加入でFWの軸としても期待されるロペスがほとんど練習試合でプレーしていないことですね。ただ、それでも身体の強い大野がいますし、むしろ大野が軸になってくれると将来的なプランに期待が持てると言えるかもしれません。

新加入選手では、水戸から来た湯澤が今のところ定位置を確保しそうですね。
昨季はサイドハーフの駒が限られ、戦い方も制限されていたので、彼に掛かる期待は大きいです。
その他では、田村にそろそろ殻を破って欲しいところでしょうか。


上で書いたことを繰り返す形にはなりますが、守備では後方に引いてブロックを敷き、集団として奪い取る。ボールを握ったら後方からパスを繋いでいって崩しにかかる・・・というのが戦い方のイメージになります。
近いことを一昨年にやっていたんですが、当時も問題になったように、守備の奪いどころを主体的に決められるかどうかと、前線に運んで崩しにかかる流れを確立できるかどうかが今季のポイントです。

昨季のままでははっきり言って期待できない状況でしたが、新たに加わったコーチングスタッフがどういった新しいものを組織としてもたらしてくれるかに期待したいと思います。
その中で布部監督が得意としているとされる個人戦術の指導の部分が活きればいいんじゃないでしょうか。監督としてどうなのかということはありますが、今季この体制で行くことが決まっちゃったわけですから、今実際にある人材での効果の最大化を狙いたいところですから。
結果としてうまく行くことを当然願ってはいます。だからと言って昨季からの流れには全く納得がいってませんが。

前強化部長のお花畑としか言えないようなインタビューが報じられていたり、現強化部長や監督らのポジティブ感を出そうとするインタビューが各所に出ていたりしますが、以前にも書いたように結局のところピッチ上で表現されるものがすべてです。
それでそれなりに納得のいくものを見せてくれることを期待しましょう。


最後に今季の目標ですが、こういった状況ですので、「昇格」とはとても思いません。
まずは昨季の順位を上回ること、でしょう。
また、個人的には今季もあまりしっかりと追えないと思うので、ちょっと肩の力を抜いて、サッカーを楽しめるようにしたいなぁと思ってはいます。

ちょっと冷めてるのかもしれません。

でもまぁ、そんなときがあってもいいではないですか。