ギリシャは債務の50%を返さなくてもよい。

借金を返さなくてもよいというのは、債務者にとってはうまい話に思えるでしょう。


しかし私はこれでギリシャは本当に破綻するだろうと考えています。


50%を返さなくても良いということは、

世の中の半分からアテにされなくなった、見捨てられたということに他なりません。

あとは自分たちで死ぬなり生きるなり勝手にしなさい、と言われたようなものです。

そのような状態で人間は本当に生きていくことができるだろうか?


またそのような祖国をギリシャ国民はリスペクトできるだろうか?


そもそも借金をちゃんと返さない人間が成功したという話を聞いたことがありません。


「返さなくても良いのだ」という自分への甘えが、その人間をもっとダメにするケースしか見たことがない。


日産はかつて2兆円の有利子負債を抱えて倒産寸前になりました。

そこに登場したのがカルロス・ゴーンさんでした。


当初、世間はゴーンさんの再生(借金返済)戦略に否定的でした。

「負債金額があまりにも大きすぎる」

「そもそも経営文化が違う。日本には(特に日産には)手強い労働組合がある」


しかしゴーンさんは改革を推し進め、就任からわずか4年で完済。


立派だと思います。

ゴーンさんは言うにおよばず、そのような再生を果たした社員の方々も立派です。

日産という「ブランド」が世の中からの尊敬と評価を取り戻した瞬間でした。


人間はどのような時でも、責任感を持って、常に高みを目指すことが大事だと思います。


そのような意志を持たない人間は、国家であれ企業であれ、成功することは難しいに違いありません。



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『会社は変われる!(魚谷雅彦著/ディスカヴァー)』を読みました。


魚谷さんの前作『こころを動かすマーケティング(ダイヤモンド社)』と同様、今回もとても勉強になりました。


私は直接、お会いしたことはありませんが、

魚谷さんのことは12年ほど前から知っていました。


『オトナの会社コドモの会社(高橋俊介著/ダイヤモンド社)』という本のなかで、

当時、日本コカ・コーラの上級副社長だった魚谷さんのインタビューが紹介されていたのです。


その章タイトルは「チャンスを呼び込む人間的魅力が生む良循環」。

まさしく魚谷さんのお人柄を表している内容です。


今回の「会社は変われる!」でも、そのお人柄は存分に拝察されました。

もちろん実績があることが大事なのは間違いありません。

しかし実績だけでは人は動かないことを、あらためて知ることができます。


魚谷さんの本は、マーケティング本としても素晴らしいですが、

私は個人的には「マーケターのキャリア論」として読むと、なお面白いし役に立つと思っています。


お勧めです。


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