「良い本を書けば売れる!」
かつては、それがある程度は通用した時代もありました。
しかし、情報があふれる現代では、内容が優れているだけでは、多くの人に届きにくくなっています。

実際、丁寧に作られた本でも、ほとんど話題にならずに埋もれてしまうことがあります。
一方で、発売直後からSNSで拡散され、一気に読者を獲得していく本もあります。



では、その違いはどこにあるのでしょうか。

出版の現場で多くの著者や作品を見てきた中で感じるのは、「拡散される本」と「埋もれる本」には、いくつかの明確な違いがあるということです。

◆「情報だけ」の本は埋もれやすい

今は、ネット検索やAIによって、多くの情報が無料で手に入る時代です。

副業、SNS運用、ダイエット、営業術など、基本的な知識だけであれば、わざわざ本を買わなくても調べられてしまいます。
そのため、「正しい情報を整理しただけ」の本は、読者の印象に残りにくくなっています。

特に、以下のような本は、どうしても埋もれやすくなります。
・誰に向けた本なのか分かりにくい
・どこかで見た内容に感じる
・著者自身の経験や感情が見えてこない


本は単なる情報媒体ではありません。
読者が本に惹かれるのは、「感情」が動くからです。

共感したり、驚いたり、励まされたり、「誰かに話したい」と思える瞬間があるからこそ、本は人から人へ広がっていきます。

◆拡散される本には「語りたくなる要素」がある

一方で、拡散される本には、共通する特徴があります。
それは、「誰かに話したくなる要素」があることです。

たとえば、次のような要素です。
・著者の失敗談がリアル
・人生経験が独特
・価値観に強い個性がある
・思わず引用したくなる言葉がある
・読後に考えさせられる


きっと、読者は自然にSNSで感想を書いたり、友人に勧めたりしたくなるはずです。

今は、出版社だけが宣伝する時代ではありません。
読者自身が“拡散者”になる時代です。

だからこそ、「無難にまとまった本」よりも、「感情を動かす本」の方が強いのです。

◆タイトルと表紙で勝負が決まる

どれだけ内容が優れていても、手に取られなければ意味がありません。

読者はまず、「タイトル」と「表紙」を見て、「これは自分に関係がある本か」を瞬時に判断しています。
特に最近は、SNSのタイムライン上で本を見かける機会も増えています。

つまり、本屋でじっくり比較される前に、「一瞬で興味を持たれるか」が重要になっているのです。
たとえば、「○○の方法」といった説明型タイトルだけでは、埋もれてしまう場合があります。

そこに、このような要素をみましょう。
「なぜ今必要なのか」
「誰の悩みを解決するのか」
「どんな未来を提示するのか」

実際に、その本の「内容は良いのに、タイトルで損をしている」というケースも少なくありません。

◆「著者自身」に興味を持たれる時代

現在は、本だけでなく、「著者そのもの」が見られる時代でもあります。
特に自費出版や小規模出版では、この傾向が強くなっています。

SNSやブログを通じて、発信することで伝わります。
「どんな人が書いたのか」
「なぜこの本を書こうと思ったのか」
「どんな想いがあるのか」
読者は本そのものだけでなく、著者自身に興味を持つようになります。

無名の著者でも売れる人はいます。
そうした人たちに共通しているのは、「この人の話をもっと聞きたい」と思わせる力があることです。

つまり、現代の出版では『本を売る』だけではなく、『著者の価値観や人生』を届けることも重要になっているのです。

◆「拡散される」だけでは足りない

ただし、「拡散されること」だけを目的にしてはいけません。
一時的に話題になっても、中身が薄ければ、すぐに忘れられてしまいます。

逆に、派手な宣伝がなくても、読者の心に深く残り、何年も読み継がれていく本もあります。
理想なのは、「広がる力」と「残る力」の両方を持った本です。

【誰かに勧めたくなり、何度も読み返したくなり、本棚に長く置かれる本】
そうした本には、単なる情報以上に、著者自身の経験や感情、人間らしさが込められています。

<最後にひとこと>
出版とは、単に知識を並べる作業ではありません。
著者の人生や想いを、“読者に届く形”へ変えていく仕事です。
だからこそ、本には今でも大きな力があります。
そして、その「人間らしさ」がある本こそ、多くの人の心に届き、長く読まれていくのだと思います。

◆3つの選べる出版サービス
https://genbu-shobo.com/kojin-shuppan/

<ALLジャンルOK>
自叙伝・小説・エッセイ
児童文学・絵本
ビジネス書・自己啓発書・ハウツー本
学術書・参考書・テキスト
ブログの書籍化

「本を出してみたい。でも、自分は文章が苦手だから無理だと思う」
こうした声は、本当に多く聞きます。

しかし結論から言えば、文章が得意でなくても本は出版できます。むしろ実際には、「書くことが得意ではない人」が著者になっているケースも少なくありません。



では、なぜそんなことが可能なのでしょうか。

【本は「文章力」より「中身」で決まる】

まず大前提として、「本=文章力がすべて」ではありません。
読者が求めているのは、美しい文章そのものよりも「内容」です。

経験、知識、ストーリー、視点...
つまり、“何を書くか”のほうが圧倒的に重要になります。

・専門的な知識を持っている人
・独自の体験をしてきた人
・自分なりの考えを持っている人

こうした要素があるだけで、本としての価値は十分に成立します。
問題は、それを“どう形にするか”という点です。

方法①:「話す」ことで原稿を作る

文章を書くのが苦手でも、「話す」ことならできる人は多いものです。

インタビュー形式で語った内容を録音し、それを文章化していくのも良いでしょう。
この方法だけでも、一冊分の原稿は十分に作れます。

実際の出版現場でも、このスタイルは珍しくありません。
「書けない」人ほど、「話す」に切り替えることで一気に前に進みます。

方法②:編集者と組む(相談相手を見つける)

出版は、著者一人で完成させるものではありません。

構成を考え、言葉を整え、読みやすく仕上げるのは編集者の役割でもあります。
著者は「素材」を提供し、編集者が「形」にすることもあります。

この分業は、ごく一般的な制作プロセスです。
ただし、自費出版の場合、ある程度の元原稿は必要になることが多いです。

自分一人で完璧に書こうとするほうが遠回りになることもあります。
編集者でなくても、家族や友達などに相談するという流れも良いかもしれません。

方法③:構成から作る

いきなり文章を書こうとすると、手が止まります。

そこで有効なのが、「構成を先に作る」ことです。
章立てや見出しを考え、「何を伝えたいか」を箇条書きにします。

これだけで、本の骨組みは見えてきます。
あとは、その骨組みに沿って少しずつ肉付けしていけばいいのです。

<完璧な文章を目指さない>

もう一つ大切なのは、「最初からうまく書こう」としないことです。

最初の原稿は荒くて当然です。
出版は、そこから磨いていくプロセスです。

むしろ最初から整いすぎている文章よりも、熱量のある言葉のほうが読者に届くこともあります。

<読者に伝わるかどうかがすべて>

文章の上手さよりも重要なのは、「読者に伝わるかどうか」です。

難しい言葉を並べるより、シンプルで率直な言葉のほうが響きます。
これは、多くのヒット本に共通する特徴です。

「うまく書く」よりも「伝える」ことを意識してみましょう。
それだけで、文章のハードルはぐっと下がります。

まとめ:必要なのは“書く力”ではない

出版を目指すうえで本当に必要なのは、文章力ではありません。
「伝えたいことがあるかどうか」
これがすべてです。

もしあなたの中に、誰かに届けたい思いや経験があるなら、それはすでに本になる種です。
あとは、それを形にするだけ!

文章が苦手でも、本は出せます。
そして、その一冊が、誰かの人生を変えるかもしれません。

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「ペンネームでも出版できますか?」

これは、初期段階でよくある質問です。
結論から言えば、ペンネームでの出版は問題ありません。



<回答>

実際、多くの著者が本名以外で活動しています。

ただし、現場で見ていると、ひとつだけ共通点があります。
名前の付け方で損をしている人が意外と多いです。

まずは前提として、ペンネームにはメリットとデメリットの両方があります。

◆ペンネームのメリット

一番分かりやすいのは、プライバシーの確保です。
本名を出さずに活動できるので、副業や本業との切り分けがしやすくなります。

また、テーマによっては匿名性があるほうが書きやすい場合もあります。
体験談やセンシティブな内容などは、ペンネームのほうが表現の自由度が上がります。

さらに、ジャンルごとに名前を分けることで、読者にとって分かりやすい導線をつくることもできます。
ビジネス書と小説で名前を分けるといった使い方もあります。

◆ペンネームのデメリット

一方で、見落とされがちなデメリットもあります。

まず、実績が本名に紐づきません。
どれだけ売れても、その評価はペンネームに積み上がります。

また、初見の読者からすると、本名に比べて信頼感がやや弱くなります。
特に専門性が求められるジャンルでは、この差が大きく影響します。

さらに、知人経由で広がりにくいという点もあります。
本名であれば「知り合いが本を出した」と自然に広がるものが、ペンネームだと気づかれないこともあります。

■よくある失敗パターン

ここが一番重要です。
ペンネームは自由に決められますが、自由だからこそ失敗も多いです。

・読みにくい
・覚えにくい
・人名に見えない
・記号や装飾が多い

こういった名前は、それだけで不利になります。
本はタイトルと著者名で選ばれることもあるため、その入口で違和感を持たれると読まれません。

また、ありふれた名前は検索で埋もれやすく、逆に特殊すぎる名前は検索されにくい。ここも意外と重要なポイントです。

<結論>

ペンネームは使えます。
ただし、「なんとなく」で決めるものではありません。

基準はシンプルです。
・自然な人名
・覚えやすい
・検索しやすい
・長く使える


この4つを満たしているかどうか。

最後にもうひとつ。
「この名前で実績を積み上げていけるか」
ここを考えておくと、後悔はかなり減ります。

出版あるあるですが、名前は後から見直すことが難しい部分です。
だからこそ、最初に少しだけ慎重に決める。それだけで結果は変わります。

 

◆3つの選べる出版サービス
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この度、『バードウォッチングで知るカモの世界―生態と歴史がつなぐ命の物語』を出版された著者(坂田修治様)より出版後の感想をいただきました。

当方のホームページにて公開中です。
https://genbu-shobo.com/author-voice/

■バードウォッチングで知るカモの世界―生態と歴史がつなぐ命の物語

https://www.amazon.co.jp/dp/4911562099/



<執筆は段階を得て成熟する>

本著者は、今作で2冊目の「出版」を成し遂げました。
もしかしたら、「成し遂げる」という表現は、大げさに感じるかもしれません。

しかし、実際に執筆したことがある方には理解できると思います。
本気で「読者に届ける書籍」をつくるのは多くの段階が必要です。

ただ誤字脱字を減らすだけではありません。
読者を意識した修正ができるかどうかがポイントです。

この作業は、いわゆる「プロの作家」であれば問題ないでしょう。
とくに初めての出版においては、個人でクリアするのは難しいです。

出版において、作業は書くだけではありません。
原稿を書く時間より、見直す時間の方が多くなります。

実際のところ、原稿には「明確な完成」がありません。
どこかしらで、妥協ではなく、納得するタイミングがあります。

まずは「著者なりの原稿」を完成されることです。
そこから、編集によってアップグレードされていきます。

もちろん、著者は待っているだけではなく、その都度、確認が必要です。
イメージとしては、著者と編集者が伴走する感じに近いです。

まあ、著名人の本で「まかせっきり」という場合も稀にあります。
それは特別なパターンなので、ほとんど参考にはなりません。

普通の出版においては、原稿はいくつかの段階を得て、やっと完成します。

これから出版を目指している方は、今後の執筆において「成し遂げる」の意味を体感できると思います。

≫著者の声の詳細はコチラをご覧ください。
https://genbu-shobo.com/author-voice/

<作品紹介>
バードウォッチングで知るカモの世界―生態と歴史がつなぐ命の物語
坂田修治

https://www.amazon.co.jp/dp/4911562099/

近年、AIの進化によって「文章を書く」という行為の価値が大きく揺らいでいると感じている方も多いでしょう。

誰でもそれなりに整った文章を瞬時に生成できる時代に入り、「作家は不要になるのではないか」という声も聞かれるようになりました。

しかし結論から言えば、作家の存在価値は変わりません。
むしろ、これまで以上に“本質的な価値”が問われる時代になっただけです。



では、AI時代において作家が生き残るためには、どのような戦略が必要なのでしょうか。

まず重要なのは、「体験価値のある文章を書くこと」です。

AIは情報の整理や要約には非常に優れていますが、実体験に基づくリアルな感情や、個人の人生に根ざしたストーリーを完全に再現することはできません。

読者が求めているのは、単なる知識ではありません。
「その人(作家・著者)だから書ける物語」です。

たとえば、失敗談や葛藤、成功までの過程などは、AIには模倣できても“体温”までは再現できません。ここに“作家の価値”があります。

次に、「編集力を高めること」です。

AIが文章を生成できるということは、素材は無限に手に入るということです。
重要なのは、それをどう取捨選択し、どのように構成し、どんな意図で読者に届けるかという編集視点です。

つまり、これからの作家は「書く人」であると同時に、「編集者」である必要があります。
AIを敵と見るのではなく、優秀なアシスタントとして使いこなすことが鍵になります。

さらに、「専門性の確立」も欠かせません。

誰でもそれなりの文章を書ける時代だからこそ、「この分野ならこの人」と言われるポジションを築くことが重要です。

ビジネス、教育、歴史、旅行など、特定の領域に深く入り込むことで、単なる文章生成では代替できない価値を持つことができます。
特に実務経験や現場の知識を伴う内容は、AIとの差別化に直結します。

また、「読者との関係性の構築」も大きなポイントです。

これからは“作品単体”で勝負する時代から、“人で選ばれる時代”へと移行していきます。

SNSやブログを通じて発信を続け、読者と接点を持ち続けることで、「この人の文章だから読みたい」という状態をつくることが重要です。ファンがいる作家は、AI時代でも強いのです。

そして最後に、「紙の価値の再認識」です。

デジタルコンテンツが溢れる中で、紙の書籍は“特別な体験”としての価値を持ち続けています。

所有する喜び、手触り、ページをめくる行為。これらはAIでは代替できません。
だからこそ、紙の書籍として世に出す意味は、今後さらに強まっていくでしょう。

AI時代は、作家にとって脅威であると同時に、大きなチャンスでもあります。誰でも発信できる時代だからこそ、本当に価値のある言葉だけが残っていきます。

「何を書くか」ではなく、「なぜあなたが書くのか」

この問いに真正面から向き合える人こそが、これからの時代を生き残る作家になるのではないでしょうか。

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◆小説の出版【新設】
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新刊「バードウォッチングで知るカモの世界―生態と歴史がつなぐ命の物語」本日発売

■書籍タイトル
バードウォッチングで知るカモの世界―生態と歴史がつなぐ命の物語
著者:坂田修治

2026年4月3日、全国販売開始
https://www.amazon.co.jp/dp/4911562099/



<書籍概要>
本書はバードウォッチングを通してカモの生態を読み解く入門書です。
観察から見えてくる行動や形態の意味を写真とともに整理します。

採食や群れのしくみに注目し、生き残る戦略をわかりやすく示します。
水辺の自然や生命のつながりへの理解を深めていく一冊です。

<私の感想>(編集後記的なもの)
書籍概要ではやや堅い表現になりましたが、本書はバードウォッチング初心者にも読みやすい内容だと感じました。

カモは、いわばバードウォッチングの入口のような存在だそうです。
その種類が多く、行動や生態にも違いがあるため、知るほどに興味が広がっていく鳥なのだと思います。

季節によってはオスとメスの見分け方が必要になることもあり、一見わかりやすそうでいて、実は奥深さのある鳥という印象を受けました。

私自身は特別な野鳥愛好家ではありませんが、鳥そのものは昔から身近な存在でした。
山に囲まれた地域で育ったこともあり、日常の風景の中にさまざまな鳥がいた記憶があります。

本書で扱われているカモも、おそらく当たり前のように目にしていたはずです。
ただ、そのときは「水辺にいる鳥」という程度の認識で、深く考えることはありませんでした。

今回の編集作業を通して、カモについて知るよい機会になったと感じています。
それをきっかけに、鳥全般への関心も少し広がりました。

編集の仕事をしていると、こうした出会いがあります。

さまざまな原稿に触れることで、これまで意識していなかった分野の知識が自然と増えていくのは、この仕事ならではの面白さかもしれません。

先日、旅行中に空を舞う鳥を目で追う場面がありました。
おそらくトンビかタカの仲間だったと思います。

以前の自分であれば、「二羽で飛んでいるから夫婦だろう」と単純に考えていたかもしれません。

本書には、オシドリの例をはじめ、鳥の種類ごとに生態が大きく異なることが紹介されています。
オスが子育てに関わらないカモがいることなど、知らなかった事実も多く、新鮮な驚きがありました。

また、名前は聞いたことがあっても、どのような鳥なのか具体的に説明できないものが意外に多いことにも気づかされました。
本書に触れたことで、カモという存在を初めて一つのまとまりとして捉えられたように思います。

知識が少し加わるだけで、見慣れた風景の印象が変わる――
その感覚はとても興味深いものでした。

さらに、カモと人との関係についても考えるきっかけになりました。
食文化や狩猟、環境との関わりなど、身近な鳥でありながら社会との接点が多い存在であることを改めて実感します。

本書は専門書というより、自然への関心を広げてくれる読み物だと感じました。
野鳥観察を本格的に始めるかどうかに関わらず、身近な自然に少し目を向けてみようと思える一冊です。

「知ることで、見え方が変わる」
そんな体験を静かに与えてくれる本だと思います。

■書籍タイトル
バードウォッチングで知るカモの世界―生態と歴史がつなぐ命の物語
2026年4月3日、全国販売開始

【販売ページ】
https://www.amazon.co.jp/dp/4911562099/
【プレスリリース】
https://genbu-shobo.com/pr20260403/

■出版に関するお問い合わせ
玄武書房
http://genbu-shobo.com/

本の出版を考えたとき、多くの人が気になること…
それは「どれくらいの時間がかかるのか?」という点です。

結論から言えば、出版には最低でも4~6か月、長いと6か月~1年程度かかります。
特に見落とされがちなのが「編集工程の長さ」です。
今回は、実際の出版現場に基づいたリアルな流れを解説します。



① 企画・構成(2~4週間)

まず最初に行うのが設計です。
・誰に向けた本か
・どんな価値を届けるのか
・章立てや構成

この段階で「目次」を固めます。
ここが甘いと、後で必ず書き直しが発生します。
出版は“書きながら考える”ではなく、設計してから書くが基本です。

② 原稿執筆(1~3か月)

構成が固まったら執筆です。
・毎日書ける人 → 約1か月
・本業の合間 → 約2~3か月

ここで重要なのは「完成度より完走」ですね。
途中で止まる人の多くは、最初から完成度を求めすぎています。
初稿は粗くていい。とにかく最後まで書き切ることが優先です。

③ 編集・校正(1~3か月)

ここが最も時間がかかる工程です。
・構成の再調整
・論理の整理
・表現のブラッシュアップ
・誤字脱字チェック

単なる「チェック作業」ではなく、原稿を“読める本”に作り替える工程です。
現場では一発で終わることはまずありません。
・初校 → 修正
・再校(時には、三校) → 修正 → 最終確認
というように、複数回の往復が発生します。

特に著者と編集者のすり合わせに時間がかかるため、結果的に1~3か月程度かかるのが現実です。

④ デザイン・組版(3~4週間)

編集と並行しながら進むことも多い工程です。
・表紙デザイン
・本文レイアウト
・図版の調整

見た目の完成度を左右する重要な部分です。
特に表紙は「売れるかどうか」に直結するため、複数案を出して検討するケースも少なくありません。

⑤ 校了・入稿(1~2週間)

すべてのデータを確定させる最終工程です。
この段階では細かな修正を行いながら、「本当にこの内容で出すか」を最終判断します。
ここでの判断ミスは、そのまま市場に出ます。

⑥ 印刷・販売(1~2週間)

データ確定後、印刷・流通へ。
近年はAmazonなどのオンデマンド出版により、在庫を持たずに販売できるケースも増えています。
その場合、注文ごとに印刷されるため、比較的スピーディに販売開始が可能です。

まとめ:出版したい日から逆算して検討を♪

全体を整理すると…
・企画:約2~4週間
・執筆:約1~3か月
・編集:約1~3か月
・デザイン:約3~4週間
・最終確認:約1~2週間
・印刷:約1~2週間

合計で約4か月~半年、長ければ1年が現実的です。
多くの人が「書けば終わり」と思いがちですが、実際には編集が一番時間を食います。
ここを軽く見積もると、スケジュールは確実に崩れます。

本を出すというのは、執筆だけではなく、編集・デザイン・流通まで含めたプロジェクトです。
だからこそ重要なのは、「どれだけ早く書けるか」ではなく、どれだけスムーズに編集工程に乗せられるかです。

出版を成功させる人は例外なく、この流れを理解したうえで動いています。
「いつか出したい」ではなく、「このスケジュールで出す」と決めること。
そこからすべてが始まります。

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◆小説の出版【新設】
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【出版社や編集者の日常を想像してみよう】

出版を目指している方から、よく聞かれる質問です。
「出版社に原稿を持ち込んでも、見てもらえないって本当ですか?」

この問いに対する答えは、実はとてもシンプルです。
単純ですが「場合による」が、いちばん正確なところでしょう。



<回答>

ここでは一般的な出版社のお話をしていきたいと思います。

まず知っておいてほしいのは、出版社には毎日のように多くの企画や原稿が届いているという現実です。
編集者は本づくりだけをしているわけではなく、会議や打ち合わせ、進行中の書籍の調整など、さまざまな仕事を抱えています。

つまり、すべての持ち込み原稿に目を通すことは、物理的に難しいという事情があります。
そのため、事前の連絡なしに原稿を送ったり、突然訪問したりすると、対応できないと言われることもあります。

世間的に「持ち込みを断られた」という話が広まるのは、こうした背景があるからです。
持ち込む側も、相手の状況などを理解しておく必要はあると思います。

◆持ち込みは無理なのか?

ただし、「まったく見てもらえない」というわけではありません。
実際には、編集者が最初に注目するのは原稿そのものよりも企画の内容です。

・どんな読者に向けた本なのか。
・どのような価値を提供できるのか。
・そして、その本は現実的に売れる可能性があるのか。
商業出版はビジネスでもあるため、これらの視点は欠かせません。

どれほど情熱を込めて書いた原稿でも、読者の姿(市場)が見えない企画は判断が難しくなります。
逆に、読者像が明確で、本の役割がはっきりしている企画は、短い説明でも興味を持たれやすいものです。

◆出版への道をあきらめない

また、出版への道は「持ち込み」だけではありません。
公募や文学賞に応募する方法もありますし、セミナーやイベントを通じて編集者と出会うケースもあります。
最近では、SNSでの発信がきっかけになり、出版の話が進むことも珍しくありません。

さらに、自分の目的によっては、自費出版や企業出版といった選択肢も考えられます。
本を出す理由は人それぞれです。

知識を伝えたいのか、経験を残したいのか、あるいは仕事につなげたいのか。
目的が明確になると、選ぶべき方法も見えてきます。

出版は特別な人だけのものではありません。
ただし、思いだけで進むものでもありません。
大切なのは、自分の本が誰に届き、どんな意味を持つのかを考えることです。

出版社に持ち込む前に、一度立ち止まってみてください。
あなたの本は、どんな読者の手に渡るのでしょうか。
そのイメージが具体的になったとき、原稿はぐっと伝わりやすくなります。

出版は遠い夢ではなく、現実的な目標です。
焦らず、準備を重ねながら、一歩ずつ進んでいきましょう。
本を出す道は、きっといくつもあります。

<当方での原稿の持ち込み対応について>

まずメールでご連絡をいただき、必要があれば原稿を送付いただくことがあります。
もし連絡がないまま送ってこられた原稿には、一切目を通すことはありません。

基本的な内容はホームページに記載しておりますので、そちらをご確認ください。
各出版サービスには特徴がありますので、対象のサービスへの問い合わせをお願いします。

◆3つの選べる出版サービス
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新刊「アヒルとガチョウ どっちどっち」本日発売

■書籍タイトル
アヒルとガチョウ どっちどっち
2026年3月15日、全国販売開始


【販売ページ】
https://www.amazon.co.jp/dp/4911562080/
【プレスリリース】
https://genbu-shobo.com/pr20260315/



<絵本の紹介>
白いとりのアヒルと、白いとりのガチョウだよ。
くらべてごらん。どこがちがうのかな?

あたま、くちばし、おしり、足のかたち、 よ~く見て、さがしてごらん。
ちがうところが、見つかったかな。

アヒルとガチョウのちがいがわかってきたら、
こんどは、ぼくじょうや、どうぶつえんへ、アヒルやガチョウたちに、あいにいこうよ!

■出版に関するお問い合わせ
玄武書房
http://genbu-shobo.com/

<絵本の出版について>
絵本を出版するという体験には、ほかの本づくりとは少し違った特別な楽しさがあります。
文章だけでなく、絵や色、ページをめくるリズムまで含めて「物語」を形にしていくため、一冊が完成したときの喜びはとても大きなものです。

頭の中にあった世界が、紙の上で命を持ち、誰かの手に渡っていく。
その過程そのものが、創作の醍醐味といえるでしょう。

絵本づくりの魅力は、自由な発想がそのまま表現できる点にもあります。
日常の小さな気づきや、子どもとの会話、旅先で見た風景など、身近な出来事が物語の種になります。

難しい理屈や長い説明がなくても、シンプルな言葉と一枚の絵で心に届く表現ができるのは、絵本ならではの世界です。

描き手や書き手の個性がそのまま作品に表れるため、完成したときには「自分らしさ」が一冊の本として残ります。

また、絵本は読む人の年齢を超えて楽しめる存在でもあります。
子どもに向けて書かれた物語であっても、大人が読んで新しい発見をすることは少なくありません。

読み聞かせの時間を通して親子の会話が生まれたり、学校や図書館で多くの人に親しまれたりと、作品が社会の中で生きていく様子を見るのも出版の喜びの一つです。

さらに、本として形にすることで、創作は個人的な体験から共有の文化へと変わります。
ページをめくるたびに、作者の思いや想像力が読者へと受け渡されていく、そのつながりを感じられる瞬間は、何ものにも代えがたいものです。

絵本の出版は決して特別な人だけのものではありません。
小さなアイデアや素朴な願いからでも始めることができます。
一歩踏み出して物語を形にしたとき、新しい世界が静かに広がっていくはずです。

【著者とのコラボ記事】


■感謝-毒親の呪縛からの解放
烏野 優

Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4909566988/

<心のバケツに開いた穴>

誰しもが少なからず持っている「承認欲求」。
認めてほしい、褒めてほしい、評価されたい、尊敬されたい。

社会の中での自分の存在価値を確認するための欲求。
自分の存在が何か特別なものであることを確認するための作業。

人間誰しも、他者に褒められたら嬉しいものだ。
この欲求は、誰もが持ち合わせているものだろう。
誰もが生まれた時から持ち合わせている「承認欲求」という心のバケツ。
通常であれば、家族からの愛などで自分の存在価値を認めてもらい
少しずつ「かさ増し」ていく心のバケツ。

ところが、幼少期に自分の感情を抑え続けて育ち、
自分のあるがままの姿を親や家族に認めてもらえなかった場合はどうなるのだろう。

承認欲求を求める心のバケツには蜂の巣のように穴が開き、まるで笊(ざる)のようになってしまう。
どんなに液体を入れても流れ出てしまう笊だ。
大人になっても、その笊は笊のまま。

そして、自分の心のバケツは笊状態なのに、社会の流れはそんな自分を待ってはくれない。
バケツの外側から笊の穴を塞ごうにも、そう簡単に上手くいかないのだ。
穴を塞ごうと外側から貼ったテープは、穴から漏れ出ようとする液体の重みに負けて剝がれてしまう。

無意識に他者からの承認欲求を求めても、その穴は塞がらない。
たとえ、嬉しい評価を貰っても、褒められても、簡単には塞がらない。

何度塞いでも、まだ他の穴があった事に気づかされる終わりのない作業。
肩書きや経歴を誇示し、なんとかして自分の軌跡を知ってもらおうとする。
「私はここまでやってきた」「こんな経験はそうそうない」と。

本来やるべき作業はバケツの内側から少しずつパテを塗り重ね塗りし続けて穴を塞いで行く作業。
自分で自分に承認欲求がある事を認めることで自分の心のバケツに穴が開いていると自覚しその穴を少しずつ塞いでいく作業。

私がこの著書を出してからもうすぐ1年が経つが、改めて読み返すと目立つ、この承認欲求。
私は今、この承認欲求と闘っている。まだまだ穴だらけの笊だ。

亀のスピードだが、着実に進んでいる作業。
しかし、まだ先が見えない。
もっと時間がかかりそうだ。
どうしてこんなに穴だらけの笊になったのか、一度読んでみてほしい。

烏野 優

■感謝-毒親の呪縛からの解放
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楽天ブックス:https://books.rakuten.co.jp/rb/18247519/