銀杏BOYZの武道館に行ってきました。

チケットがソールドアウトだったので、ツイッターでアカウントをわざわざ作って取り引きしてる人を探して定価でその人から譲ってもらいました(笑)

現地で待ち合わせまでして(笑)

こうゆうのが大事だわ。

またお客さんの気持ちに一歩近づけた気がする。

見たいライブには敬意を払う。

その形は様々だと思うけど銀杏BOYZに関しては全く知り合いなんかじゃないしイチファンなので、チケットを自力で手に入れるという事が僕なりの敬意でした。

それはさておき、銀杏BOYZといえば僕の青春であり、今だってイヤフォンから流せばすぐに高校生に戻れる。

爆音で聴けば僕を夜中にチャリンコで叫びながら走り出させる事なんて容易に可能だ。

いつでもスタジオでコピーしたいし、ライブでやるのはおこがましいぐらいだけど

吐きそうになるぐらい、喉が千切れそうになるぐらい全力で歌いたい。

正月カラオケに行った時に歌ったけど

自分で歌って自分で泣きそうになるし。

高校一年生の時、Going Steadyを聴いていた。

とにかく好きな子を思って聴くのにうってつけだった。

高一でダブって2回目の高校一年生の時、
ゴイステが解散してから結成された銀杏BOYZを聴いていた。

放たれる「狂気」が僕を救ってくれた。

そこにはMAaもいたけどクラスは離れてたし

留年した僕を見に来る一個下どもを威嚇し、クラスでは気を使って話しかけてくれるヤツも大しておらず、

こいつぜってえすぐ辞めんだろうなぁっていうヤツがクラスに一人いてそいつと仲良くなったけど、

やっぱりそいつはほとんど学校来ないから、

よく一人でいる時は銀杏BOYZを聴いて楽しそうなヤツらは全員消え失せろと思っていた(笑)

痛い。痛い。痛い。

痛い程に青い。

嘔吐しているかの様に吐き出されるミネタさんの声と言葉

悲鳴の様に聴こえてくる銀杏BOYZの音

全部が心地よくて僕をいつでもトリップさせた。

不甲斐無さとか、寂しさとか、やさぐれた気持ちとか、学校から一人ぼっちで帰る事とか、好きな子が原因で知らねえやつとボコボコに喧嘩したりとか、変な物見て興奮してオナニーしたりとか、バンドでカッコ悪いライブする事とか、誰からも見つけてもらえない事とか

そんな事とかを全部肯定してくれる様な気がした。

それがカッコいい気がした。

31歳になった僕は今日、

銀杏BOYZを生で見に行った。

メンバー全員が脱退して

ボーカルの峯田和伸さんだけが残った銀杏BOYZを。

バンド名はそのまま。

もう出てきた瞬間から嗚咽して泣いた(笑)

ライブが良かった事なんて当たり前だ。

みんなで歌った。

全然知らない両脇の人の音程を外しまくった歌ですら心地良かった。

なんかもう生きてくれているだけで尊いと思った。

だけど、そこでちゃんと歌ってくれていて喋ってくれていた。

サポートメンバーの前で歌うその姿に何人の人が何を思ったろうか。

僕はただ ただ

ありがとう。

そう感じた。

そしてこれからも銀杏BOYZを見せてください。

それだけだった。

「どんな汚い手を使ってでも生き延びてください。

僕はあなた達のことなんか、もうとっくに好きじゃない。

ただ愛しているのさ。」

最後の言葉にシビれた。

幸せ過ぎて放心状態。

ライブ中何度か思った事は

僕がミネタさんを真っ直ぐ見つめる様に

その一語一句を逃すまいと全神経を研ぎ澄ます様に

この視線が声があわよくば届いて欲しいと願う様に

僕のファンが僕の事を愛してくれているのならば

もうそれはどうにかしちゃいたいぐらい僕もあなたを愛してしまうなと思いました。
敬太郎