もう8月です。

早過ぎるなぁ、、

離散を発表して五月の末からツアーが始まり

心も身体も少しずつ状況について行くような日々でしたが時間は刻一刻と流れている事を思い知らされます。

まあでもいつまでも感傷的になっている訳にもいかず、ライブに対しての向上心や探究心は相変わらず欠ける訳が無いので

ライブの度にBrand New Vibeという空間を良くしたいと思う僕は

終わって行く事に対しての寂しさや哀しさに対して思い悩むなどという事ではなく

その日その時、

たった一本のライブでどれだけ素晴らしい空間を生み出す事が出来るかに対してただただ夢中です。

最後だからとか

これからも続いていくからとかは

関係ないんです。

たった何回しかなくとも

何百回残っていようとも

本気でステージに立ち全身全霊を込める事の出来ないライブなんて絶対にしたくないんだ。

同じ気持ち、高揚感で終える事の出来ないライブ。

だから面白くもあり、悔しくもあり、儚くもあります。

僕の位置からは全てのお客さんが見えている。

その表情も立ち振る舞いも。

どんな気持ちで見てくれているのかがとてもきになる。

幸せそうな顔

泣いてる顔

笑ってる顔

無表情

怒った顔

本当に様々です。

ライブという空間は

お客さんもアクターだと僕は思っています。

だからこそみんなのライブの楽しみ方は僕たちのステージにも大いに関係して来ます。

一緒に作るものだという事を改めて思い出して欲しいのです。

「こんな風に楽しんでくれ。」

だなんていう指定はもちろんほとんどこちらからはしません。

ただ90分というライブの中でみんなが僕たちの事をよーーーーーーく見てくれているのと同じ様に

僕たちもみんなの姿がよーーーく見えているんだという事を心に留めてライブを見てくれたら

きっと僕たちの空間はもっともっと素晴らしい物になる気がしています。

無理にテンションを上げて楽しんで欲しいだなんて思わない。

ただ、チケットを握りそこに立っていてくれるという事は

その場を楽しみに来てくれているんだよね。

それだけは間違いないと思うんだ。

例え会場に来る前まで一切の元気を失っていても

例えライブが始まる前まで自分の事が大嫌いだとしても

音が鳴り響いたらそこは別世界なんだよ。

自分を呼び覚ます為の

自分を更新する為の

僕もたまにね

歌う前、ステージに立つ前

「うおおお、、やばい。今日はなんでこんなに元気が出ないんだろう。」

そんな時があるよ。

お客さんの顔を見るのがやっとな時がある。

だけど、そのまま終わってしまうと凄く後悔する。

それは

「みんな高いお金を払ってくれてるんだからしっかりやらなきゃ」

みたいな義務的な思いではなくて
(そんな事は当たり前だから)

今夜感じられるはずだった気持ちはもっとあったはずだ。

今夜見ることの出来るはずだった顔はもっとあったはずだ。

今夜作る事の出来る世界があったはずだ。

確かにライブは何本も見てくれている人からしてみたら

慣れもあるのかもしれないし

この日も見れるから、今日はこんな感じで見てみよう。

みたいな事情もあるのかもしれないよな。

とても難しいなぁ。

まあでも僕の望みとしては近くで見てくれるのなら、やっぱりその熱意をありったけこっちにぶつけてくれたら幸せだな。

後ろでひっそり見てる君ももちろん愛おしかったりもするのだが

心配の方が勝ってしまうというか、、(笑)

え、、つまんないのかな、、。ってさ。

みんなと僕らもきっと感じる事は同じなんじゃないかなぁ。

僕も

元気??とかってBrand New Familyのみんなに聞かれる事がよくある。

えっ、、とても元気なのに。。

って時もあれば

うう、、それ聞いちゃうかぁ、、。

って時もある(笑)

このブログで僕が言いたい事は

「こんな風にライブを見てくれ。」

とか

「こんな風にライブを見られたら嫌だ。」

みたいな事が言いたいんじゃなくて

映画の上映とは違って

曲や演出は見慣れていても

毎回確実に新しくあるその瞬間を

みんなはどう捉えているのかなぁっていう素朴な疑問なのでした(´・∀・`)

なんだこの顔文字(´・∀・`)

(笑)

また元気?

とか心配されそうなブログだな(笑)

いやどんなに元気でも僕はきっとこういった事を感じる人間です。

それはネガティヴな訳でも自分に自信が無い訳でもない。

僕も120%ハッピーな気持ちでステージに立てている事ばかりでは無いからこそ

ライブを楽しむって

また楽しませるって

一筋縄ではいかない神聖な行為だなぁなんて思ったこの頃だったのでした。

だってそうでしょ

ライブハウスって遊び場だぜ。

遊ぶ為の場所なのに

それが一筋縄でいかないなんて

ミステリアス過ぎる(笑)

いや、それだけ神聖なものなんだよな。

ライブって。

っていう取り留めもない独り言ブログでした。

とにかく、僕にとって本当に刻まれる事の多いツアーになっています。

誰一人の顔も、見逃したくないよ。

僕が手を伸ばしたら触れてください。

ライブで会いましょう。

敬太郎より