中学一年生の時にザ・ブルーハーツのリンダリンダを聴いた。

それから僕の人生は変わってしまったんだ。

バンドを組んでみたいなんて生まれて初めて思ってしまった。

それまでにバンド音なんてきっと聴いていたはずだし、ライブという物にだって連れて行ってもらった事はきっとあった。

それなのにそれほど僕に大きな影響は無かった。

きっとタイミングもあるんだと思うけど。

その時バンドを組んでいたのは小学校からの仲間。

いつも一緒に遊んでいたし良い事も悪い事もたくさんした様な仲間。

一生続いていく様な仲間だと思っていた。

だけど、そいつらが僕に大きな影響を与える事なんて無かった。

もちろん愛すべき仲間ではあったし刺激的ではあったのだけれども。

高校一年生の時にNobuとMAaに出逢った。

それから僕の人生は変わってしまったんだ。

バンドを一生涯続けたいなんて生まれて初めて思ってしまった。

なんで僕なんかがそんな事を思ったのか今思い返してみたら不思議だ。

目立つのは好きだったけど、それだけなら生徒会長にでもなれば良かったし

歌う事は好きだったけど一人で歌う選択肢だってあったはずだ。

仲間意識とかリスペクトとか信頼とか

そんな物を初めて感じる事が出来た出逢いだったんだ。

それまではそんなもの割とどーでも良かったしな。

人は裏切るものだと思っていたし

将来なんてのはみんなと同じ様に生きていればそれなりに幸せになれるんだって興味が無かったもんな。

だけどそんな考え方と真逆の事を二人から教わってしまった。

言葉なんて特にない

これっていう出来事があった訳でもないよ

直感でしかなかった。

この二人と夢を見たいな。って。

2010年、今の事務所の社長に出逢った。

そこから僕たちの人生は変わってしまったんだ。

誰かの為に夢を叶えたいなんて事を生まれて初めて思ってしまったんだ。

責任と使命がそこに生まれた。

強くなって行った。劇的に。

僕たちの思い描くライブステージという物が具現化されて来たのはこの瞬間からだった。

たくさんの出逢いと別れをも繰り返して

2016年 Zepp DiverCity TOKYOのステージに立った。

そこから僕たちの人生は変わってしまった。

Brand New Familyを武道館に連れて行きたいという思いが確かな物に変わった。

もちろんそれまでも思っていたに違いない。

ただあの場所に立ち、そこからの景色を見た者にしか感じる事の出来ない想いは必ずあると思う。

僕たちは本気で思ってしまった。

誰がなんと言おうと「自分たちはいける。」

そう感じる様になってしまったんだ。

福岡での対バンツアーで、そして熊本ワンマンライブではそんな話をした。

たった一度の出逢いを僕たちは馬鹿にできない。

たった一曲の影響力を僕たちは馬鹿にできない。

僕が歩んで来た道こそがその証明。

たった一曲でバンドを18年間続ける事になった僕が

たった二人との出逢いで一生バンドを続ける事になった僕が

たった一人との出逢いで何千人という家族に出会えるようになった僕が

たったワンステージ一夜でこの世界を丸ごと愛してしまえる様になった僕が

今度はみんなの影響になりたい。

輝かしい人生へのターニングポイントに。

何度か訪れてくれるその分岐点を

見逃さない様にさ

しっかりその時をキャッチできる心を持てる様にさ

Brand New VibeのKEIが書いてるみたいな熱い音楽をたくさんたくさん聴いてください。

自分なんか、、なんて思いたくないし

君に思わせたくもない

俺たちの人生まだまだステキな事だらけなはずだぜ。

迎えにいこうよ。

ライブに来てください。

一夜で、、いや一曲であなたを変えたい。

2018年はたくさん曲を書きます。

{718DE41D-CE1C-4E6E-9516-2E2EC760E648}

敬太郎より