この前いつも通り夜中にランニングをしていると高校生の時にずっと一緒に遊んでいた友達一人とすれ違った。

俺は猛スピードで走り抜けていたので声はかけ合わなかったけど、多分向こうも気付いていたんじゃないかと思う。

高校生の時、MAaやNobu意外にもかなり深く付き合った友人が俺にはいたんだ。

「もりや」と「じゃが」っていう二人。

もりやは苗字でじゃがはジャガイモみたいだからじゃがってあだ名が付いたとか言ってた気がした。

年齢は一つ下の二人だったんけどよく一緒にいた。

俺の高校生活で言うとMAaの次に一緒にいたんじゃないかと思う。

学校が終わるとよくじゃがの家に行っていた。

とても物がたくさんあってごちゃごちゃした家だったけど居心地がよくて、行くとよく飯を作ってくれていた。

もりやと会うのは大抵夜中。

やたらと部屋がオシャレで落ち着く部屋。

俺が間接照明で薄暗いを好むようになったのもお香を焚くようになったのも当時のもりやの影響なのだ。

もりやもじゃがも高校を途中で辞めて通信教育で頑張っていたので会おうと誘うとほとんど断られる事は無かった。

ひるはじゃがに会い、夜はもりやに会う。

そんな感じだった。

理由はじゃがは夜にバイトをしていて、もりやは昼間ずっと寝ているので夜にならないと起きないから。

もりやはモグラってあだ名も付いていたぐらい夜行性。

服はオシャレでベースがめちゃくちゃ上手い。

性格は凄まじくガラスのハート。

性格は大人しいけど開いてる時は底抜けにクレイジーで楽しい。

高校生の時に好きなった音楽のほとんどはもりやから教えてもらった物だと思う。

じゃがは太っていてデカい。

性格は見た目のまんま優しい。

裏表が全く無くバカみたいに純粋。

じゃがはギターがめちゃくちゃ美味かった。

もりやとは真逆の感じ。

じゃがが陽なら、もりやは陰。

そんな二人はバンドを組んでいて、ボーカルとドラムを何度もチェンジしたりサポートメンバーを入れたりして町田でライブをよくしていた。

地元でバンドをしているヤツらはそれなりにいたとは思うけど、俺は当時MAaよりドラムが上手いヤツはいないと思っていたし、楽器が弾けてが歌えるのもノブやyuya意外に実力や魅力を感じるヤツは他にいなかった。

でも、もりやとじゃがは俺の中で格別。

上手いだけではなく何ていうか演奏してる姿がとても妖艶というか、、色気があってカッコ良かった。

メロコア、パンクロックを勢いと反骨精神だけで叫んでいた俺とは全然違う、、

バンドマンらしさを感じていた。

だから俺はとても好きだった。

そんな二人に一度だけ誘われた事があった

「はやしくん、もりくんにドラム頼んで一緒にライブしようよ。」

はやしくんは俺で、もりくんはMAa(笑)

俺がボーカルでMAaがドラム

じゃががギターでもりやがベース

その時、たまたまバンドも分解してしっかりした活動が出来てなかった俺とMAaは「暇だし良いか!」くらいのつもりでその時だけのスペシャルバンドを結成した。

「Each ROCK」

それぞれのロックって意味だってもりやが付けたバンド名。

MAaと俺のバンド

じゃがともりやのバンド

この二つがくっ付いたバンドだからまぁそうなるよなと思ってバンド名はそれでよしとした。

初ライブは町田のACTという100人キャパの小さな老舗ライブハウスでする事が決定。

その日までに「スタジオソピック」という成瀬駅前の小さな小さな音楽スタジオ(当時確か店長に何時間練習してても500円とかにしてもらっていた気がしたw)にて何度も音を合わせた。

Each ROCKで演奏した感想は、、

MAaやNobuと味わった気持ち良さとは違った初めての感覚。

MAaやNobuと演奏した心地良さが燃える炎だとしたら、Each ROCKは流れる川の水みたいな心地良さ。

ずーーーっとずーーーっと演奏していられる様な感じ。

よくMAaとじゃがともりやがスタジオに入るとウォーミングアップがてらに、曲の構成も決めずにたった3コードだけをひたすら弾き続けて何十分も演奏してたのを覚えてる。

それが見ていると物凄く気持ち良くて俺も一緒に楽器がしたくなって、本当のバンドではベースボーカルだったけど勢いでこのバンドの為に10万ぐらいのギターを貯金を全部使って買ったんだ(笑)

ベースは二人もいらないからね。

そしていつの間にか俺はギターボーカルになってた。

何か、、小説みたいになって来たな(笑)

長くなりそうだから二本立てにしようかな。

走りながら思い出して来よう。

ランニングの後に続く。。。

夜中にひっそり更新するから暇なら読んでね☺︎笑

敬太郎