暮しの手帖
ブラジルにいて、時々、いいなぁ~、すごいなぁ~って思うことのひとつに、古~~~い本や雑誌に出会えたりする事。
絶対に日本にいたら、そんな古い本を手にとって、しみじみと読むなんて事は、無かったと思う。
でも、ブラジルには、そんなに新しい日本語の本が溢れているわけじゃない。
日本語に飢えていた時代が長かったから、古い本でも雑誌でもみんな大切に取っておいてくれている。
数年前ですから、ブラジルの奥地へ行くと1週間遅れ、2週間遅れで届く日本語新聞を人によっては3回も読んでいたらしい。
それほど、日本語に飢えていたわけだ。
そして、今回はある日本人女性76歳の方から、1967年の「暮しの手帖」をお借りした。
いやぁ、しみじみ読むと、軽めの読み物欄なのに開高健や星新一、北杜夫などそうそうたるメンバーが雑感(紀行文など)を寄せている。
もちろん、情報的にもデザイン的にも古いものもあるが、結構、今でも通用する内容がほとんどだ。
逆に昔の方がきちんとした生活情報が載っており、読み応えがあるような気すらした。
つくづく人間は進歩していない、ひょっとしたら、科学は進歩していても、人間そのものは退化しているんじゃなかろうか!と思っているほどだ。
いやぁ、40年も昔の雑誌を、新鮮に読めるなんて、ほんと、ありがたいことだ。
