宇江木さん
リベルダーデからメトロと電車を乗り継いで約1時間半、マウア市へ行ってきた。
11月5日に亡くなった宇江木リカルドさん (79歳)の奥様とお約束したからだ。
宇江木さんは作家であり、画家でもあり、かつては航空写真家でもあった。
作家活動はオンデマンド方式。
御自分で執筆され、それを製本して、欲しい方に無料で配られるという活動を精力的になさってきた。
最後の作品は「蜆川」というもので、ご自身の御母堂をモデルに描いたもの。
3部作にする予定だったらしいが、2部完成後、亡くなられた。
お母さんがハーフで79歳の宇江木さんがクオーターというだけで、その数奇な人生が伺え知れる。
多くは語らなかったが、航空写真も大阪万博開場のものがあったり、その価値は貴重だ。
実は宇江木さんには「ブラジル日和 」に出演してもらったことがある。
放送終了後、ご本人からのご要望でHPアップを中止した唯一の幻の放送Vol.014だ。
今回、奥様からのご依頼で、宇江木さんの作品をすべてHP上にアップしてもいいというお許しを頂いた。
だが、何か宇江木さんの部屋から宇江木さんの物を持ち出すのが気が引けて、「蜆川」の2部だけをフロッピーディスクに入れて持ち帰り、宇江木さんのHP管理者に送るつもりだったが、なぜかそれが開けない。
これは宇江木さんが「待て」をかけているのか?
もう一度、年が明けたら宇江木家を訪ねて、奥さんとゆっくり話して善処したい。
惜しい方を亡くしてしまった。
心より合掌。