大豆畑
旅も大詰めを迎えて参りました。
最後の日です。
ふらりとお世話になった方の家の周囲をぶらつきます。
その方の家の裏から見える風景。
地平線まで、まっすぐ、ずっとずーーーと大豆畑です。
トウモロコシを裏作しています。
今は植えたばかりの大豆が土の下に埋まっています。
これがほぼ視界全部続いております。
パノラマでお見せできないのが残念。
あの、地平線のかなたまで、見える所すべてがその方の家の土地なのだそうです。
それでも、「ウチよりも全然規模が違う人もいるよ」とおっしゃいます。
もう、視界1メートル、周囲500メートルぐらいで生活している私には想像をはるかに超えていて、それがいったいどのくらいの広さなのか、全然分かりません。
それでも、その方はブラジルへ来てから、まだ一度も日本へ帰ってはいないのです。
もうかれこれ、50年でしょうか。
私からすると、ものすごいお金持ちに見えるんですが、本人は「いやぁ、トランクいっぱいの金を詰めて、同級生に『それ、飲め』と、騒げるぐらいでなきゃ、帰らんよ」とおっしゃるのです。
何かうまく言えないんだけれども、ぐっと心に迫る移民の、意地のような、熱き思いが伝わってきました。
