一神教か多神教か | 学生専門キャリアコーチ 灰谷孝のブログウェブサイト

一神教か多神教か

地球


先日ある人から聞いた話し。

日本人が青年海外協力隊に行ったときのこと。
現地のスタッフから話しかけられたそうです。

「お前は日本人か?」

「はい」

「日本人は信用できない。」

「なぜですか?」


「お前たちは無宗教だろ?無宗教と言うのは
 自分の事や行為について、『誓え』る
 存在を認めないと言うことだ。
 そんな人種がボランティア行為に責任を
 持てるわけがない。
 だから信用できない」

「・・・」



ちなみに私は無宗教ですが、
このキリスト教徒の方の意見を素直に聞けるところと、
一方で日本人の精神性への大きな誤解を感じずにはいられません。

私たちは、私たち自身が気づいていないところで
色んな宗教観やそれに準ずる価値基準に影響を受けています。
日本人にとって特に大きな影響を受けているのは、
仏教と神道です。

「お米を食べのこすと目がつぶれる」
「食事は拝んでいただく」
「ご先祖を大切にする」

それらは、全て先人たちの知恵と経験によって
大切に受け継がれてきた思想です。

これらの思想の根底には

「神(仏)は万物に宿る」

という仏教や神道に通ずる考えがあります。

そして、仏教や神道が他の(特定の)宗教とは違う点は

「自分とは違う価値観を受け入れる。」

これこそが、日本人の持っている本来の精神性
だと思っています。
(物質的・現象的にはそうでないところもありますが)

もちろん他の宗教でも

「左のほほを差し出す」

のような観点や教義はあるのですが、
一神教である時点で根底は排他的だと思っています。

大いなる力を信じているか、そうでないか、
という視点からは日本人はエゴな民族かもしれませんが、
八百万の神が民族的・生活に根付いた文化で
育った我々はそもそもどの民族も真似することの出来ない
感性と価値観を持っているはずです。

私たちに必要なのは、
まずそういう自分に気がつくことなのかもしれません。

※私は無宗教ですが、大いなる力を信じている事は、
 それが「依存心」からくるものでない限り、
 その対象が何であれ素晴らしいと思っています。