もしかしたら、本当にエアルが送ってくれたのかも、という気になってきます。

 

も少しだけエアルの話しを聞いてみましょう。

旧帝国側の策略オペレーションにより、地球のイズビーたちは自分が誰であるか、どこから来たのか、自分がどこにいるのかすら思い出すことができず脱出することができません。そして、旧帝国が滅んだとはいえ、このマインドコントロール刑務所の自動運営システムがどこにあるのかは見つかっておらず、いまだにその影響を受けているのです。


地球が様々な星系の流刑地だという事実は、地球人の種族、文化、言語、道徳、宗教的と政治的な混乱状態を説明しています。かなり多くの惑星からアンタッチャブルが送られてきているのです。
また地球の古代文明のほとんどが、そして地球での出来事の多くが旧帝国基地の秘密の催眠術オペレーションにとても大きく影響されてきました。

 

宗教については、旧帝国がつくったものに対抗して、敵対するアフラマズダ司令官が「ゾロアスター教」を創作しています。しかしこのアフラマズダ司令官もこの洗脳装置「電子の網」にとらえられており、転生すると全てのアイデンティティーを失って、また初めからの人生となっているそうです。

 

エアルの物理的な肉体は、1947年7月から8月にかけて、6週間のインタビューの後、軍事的なおそれを感じたアメリカ軍によって殺害されますが、その意識はその後も秘密裏にマチルダとのコンタクトを継続させます。

その後もテレパシーによるエアルのレクチャーは続けられていました。

実はマチルダは、初期に送られた3000人のイズビーの一人だったのです!

 

その後のレクチャーによると、この洗脳から抜け出す方法として、昔からいくつかの宗教や集団が開発を試み、部分的には成功したシステムを提示しています。近年では転生したアフラマズダ司令官が、彼とそれを補助する彼の妻によって記憶に関するメカニズムを考察した結果、やはり有効な手段を開発しました。

な、な、なんだって~~!アフラマズダ司令官!ゾロアスター!洗脳から抜け出すテクニック!そしてそれが「彼とそれを補助する彼の妻によって」、「記憶に関するメカニズムを考察した結果」にできた、だとー・・・。
                                うーん、もうちょっとだけ、最終巻につづく。