10月1日は都民の日だった。この日駒沢にある古い給水塔の塔屋に赤い電球が点灯されるという情報を得て夕方出かけた。簡単に写真に収められると思っていたが給水場の周囲はびっしり住宅が建ちならんでいて屋根と屋根の隙間から垣間見るしかなかった。大正10年渋谷町(現在のほぼ渋谷区)の人口が増えて水不足になりその解消のため、多摩川から取水した水を砧浄水場で濾過した後駒沢給水塔に送った。給水塔(塔屋30M)と渋谷町の高度差を利用して配水した。大正、昭和、平成を生きて平成11年その役目を終え、いま世田谷史の1ページを飾っている。ヨーロッパの古城を思わせるその威容をぜひご覧頂きたい。

