ご無沙汰しております。久々の再開です。

もう何年も放置していたこのブログですが
先日、何故かここを見つけて全部読んだ人が居た事が発覚したので
せっかくなので現場で話している事をここにも残しておきたいと思います。

今日は『歴史を学ぶ』と言う事ですが
歴史を学ぶ事で一体どう言った特典があるのか?を説明致します。

まず、『技』と言うものは、世界各国の選手達の積み重ねで成長していきます。
今フレアに携わっている人皆が開発者と言う考え方もありでしょう。
その開発段階を知っていれば、未来が予測可能になるのです。

と言ってもなかなかピンとこないかも知れませんが
例えば数学の問題で例えてみましょう。


Q:次の()に入る数字を答えなさい。

1、2、4、8、()


答えは解りましたか?
正解は『16』ですね。
この問題に関しては説明する必要も無いと思いますが
万が一数学が苦手と言う人のために簡単に説明しますと
先にある数字を2倍にした数字が次の数字となります。

この事で一体何が解るのかと言うと
先に並んでいる数列から次の数字が予想出来るようになる事です。
従ってこの問題の場合

『16』

の次に来るのが

『32』

と言う答えも簡単に予測出来ます。

しかし例えばこの問題が


Q:次の()に入る数字を答えなさい。

8、()


こんな問題だったとします。
こう言う問題なら答えはかなり増えてしまいます。
その沢山ある答えの中には当然『16』も含まれますが
一発でその答えに辿り着く可能性は決して高くはないでしょう。

そして少しさかのぼったとして考えてみましょう。


Q:次の()に入る数字を答えなさい。

4、8、()


恐らく多くの人が『12』と答えるかも知れません。
こうなると逆に正解から遠ざかってしまう可能性が高いのです。



歴史を学ぶと言う事は

『未来を予測出来るようになる事』

そう言う考え方が出来るようになるのです。


この考え方が出来るようになってくると
来年にはこう言った技が開発されるだろう?と予測が出来るようになります。
勿論予測ですからこの通りになるとは限りませんが
開発する時点でこう言う予測は大きな素材となる事は間違いありません。


ただ、大会の戦略としては、この数列で例えるなら
『16』がくるから『32』を先に挑戦しておく事も大切だと思いますが
いずれ皆が『32』に辿り着くのであれば
この数列からはみ出したところを狙う事の方が大事かも知れません。

歴史を学び、先(未来)を読み、そこに当てはまらない自分だけの法則を考える。
そう言う事の積み重ねが


『個性』


に繋がると思います。




因みに私の場合はこの数列で例えると、答えは既に数列ではなく


『G』や『き』

とか、全く他の人が考えなかった新しいジャンルを狙って技を開発していました。
その方が実は簡単にオリジナルが創れると思っているんですけどね。
先日の日記ではAMラジオから話術を学ぶ
と言う内容を書かせて頂きました。
話を主体とした番組は、やはり奥が深いものです。
TVの様に「ご覧下さい」と映像任せには出来ないラジオ。
少しの時間でも黙り込んでしまうと
簡単に「放送事故」となってしまうので
どんな時でも喋って間を繋いでいかなくてはいけません。

今日はそのAMラジオの中で
私的に大好きな人のラジオを紹介したいと思います。
芸達者な彼の番組をお楽しみ下さい。


オールナイトニッポン 福山雅治 魂のラジオ
このブログでは初めてのテーマとなる「応用」です。
今回は「ラジオ」からの応用となります。

Cocktail Showを始めるにあたって、必要な事がいくつかあります。
Showの演技構成も大切ですが、それと同等に重要だと思う事は

「話術(MC)」

そうです、演技を盛り上げるための話術がポイントとなります。
Showを始める前の挨拶であったり
お客様を取り込むための会話であったり
Showの最後の挨拶も重要です。

こう言った言葉で伝える事と言うのは
本来バーテンダーなら特に通常業務と何ら変わりないはずなのですが
どうしてもステージに立つと緊張してしまうのか
それとも演技でいっぱいいっぱいになってしまうのか
このMCと言うのを疎かにしがちだと思います。

では一体どの様にして話術を鍛えるのでしょうか?

私の世代はラジオ世代でもあります。
TVは23時頃からNEWS番組となり
深夜1時にはほとんど終了していました。
だから私は22時頃からラジオで楽しんでいたのです。

このラジオと言うのが実は非常に頭によくて
今のTV世代の人達には解り辛いかも知れませんが
言葉で何かを伝える事のおもしろさを教えてくれるのです。

TVでは視覚的に訴える要素が大きいため
観ているだけで物語が解っていく
とても便利なツールなのですが
ステージに立つ者としては
わざわざ映像で訴える事は出来ないのです。

ステージに立つ者はやはり、言葉で伝える事が多いのです。

その言葉を勉強するために、私はラジオを聴きます。
しかも音楽メインの番組ではなく
トークメインとなっている『AMラジオ』を聴いています。

言葉だけで、リスナーの妄想心をかき立てる。

そんな話し方が出来れば
きっとShowの完成度も上がるでしょう。
演技で映像となるパートを観せて
話術で耳から脳に刺激を与えらる。
こんな素晴らしい事はありません。


そしてこのAMラジオにはもう一つお宝が存在します。
それは

『ラジオCM』

短い時間に言葉だけで起承転結を訴えるラジオCM。
このCMをしっかり聴く事で
物語の台本(構成)が簡単に創れるようになります。
演技を創る上で最も重要なのが台本だと思います。
ただ出来る事をくっつけるのではなく
きちんとした物語が組めれば
お客様にも演技の厚みが伝えられると思います。

特にフリースタイルの演技となった場合
演技の構成を簡単に創りたいのなら
ラジオCMを参考にすれば
比較的早く出来上がると思います。
そして何を伝えたいのかもはっきりと見えてきます。

この様にAMラジオには、とても重要なヒントがあります。

番組も時間帯によってリスナーが変わるので
そのリスナーに見合った内容を届けてくれるのです。

例えば早朝なら年配の方向けの番組
そして通勤時間にはサラリーマン対象。
その後主婦向けの番組。
夕方からは学生向けの番組を放送して
夜から深夜は若い世代中心の番組。
深夜にはマニアックな人達対象の番組があり
朝3時からはトラックドライバー向けの演歌の番組。
そして早朝へと…

色んな世代に楽しんでもらえるのがAMラジオなのです。

イベントに行く時に私は
出来るだけ会場のお客様の年齢層を伺う様にしています。
やはり笑いのツボや、話すスピードやテンション等
世代によって使い分ける事があるからです。

今は若い世代からあまり聴かれなくなっているAMラジオ。
ステージに立つ人にはまずラジオで
会話を伝える事を楽しんでもらいたいです。

話術の大切さを、もう一度考え直して下さい。

すいません、出張のため、しばらくお休み頂いてました。
またボチボチ再開したいと思います。



最近は全国各地でチームが出来てきて
それぞれの地元で練習をする様になってきています。

私がフレアーをやり始めた頃は
その地域でもまだほとんど携わってる人がおらず
ずっと一人で黙々と練習をしていたものです。
そして最初にチームと言うものに参加したのは
全国に散らばっている個性的なメンバーを
その大会の時のために結成したものでした。
今やそのチームは跡形もありませんけどね。


皆で練習をするメリットは
やはり自分では気付きにくいところを教えてくれたり
大会前などは準備をするのに手伝ってくれたり
チームプレイと言うのはとても効率の上がる事だと思います。

しかしせっかくチームプレイをしていても
まだそのチームを活かしきれていないところが多いようです。
それは

チーム内での話し合いが足りていません。

私は今でも一人でしか練習していませんので
他のチームの事はあまり解りませんが
先日訪れたチームの練習状況では
このディスカッションが全くありませんでした。

それは最近フレアーを始めた選手の話から発覚したのですが
その選手は私に相談してきました。

「どうしても人前で演技をすると緊張するのです」

この悩みは多くの人が
そしていつまで経っても持ち続ける悩みかも知れません。
ここを克服するのは大変な話かも知れません。

恐らくこの答えに関しては

「場慣れするまで経験値を積め」

と言う意見が圧倒的に多いと思います。
実際そう言う事で克服するのだと思いますが
少しでも早く克服した方が
自分のステージを楽しめるようになりますよね?
そこで私は彼にこう質問しました。

「ではなぜ、緊張すると思いますか?」

彼は考えてこう答えました。

「どうしても失敗してしまうかも?と思うと
 そのプレッシャーに負けてしまうんです」

そして彼はその後、こう答えました。

「失敗してもいいのなら、緊張しないかも知れませんね?」

私のたった一つの質問で
彼は彼自身で一つの答えを出したのです。
勿論彼もこう言う答えを導いたのは初めてです。
私は彼に伝えました。

「一回その気持ちで試してみれば良いでしょう」

本当にその考え方が正解かどうかは解りません。
むしろ考え方としては間違っているのかも知れません。
が、自分の中のプレッシャーが解き放たれるなら
こう言う気持ちで演技に臨んでも問題ないでしょう。
こう考えた方が良い演技に繋がるのなら
これはこれで立派な正解と言えますから。


一歩踏み込む事で、次の事を考える。
その考えると言う姿勢が大事なのです。
「解りません」で会話を終わらせるのではなく
その意見が正解かどうかは関係なく
何かしら意見が出て来ると言うのは
次に繋がるきっかけとしてはとても大きいと思います。

チームで練習していても
技の事だけに捕われ過ぎているように思います。
精神論と言う部分になるのかも知れませんが
今後はこう言う話し合いも取り組んでいくべきでしょう。

色んな事に疑問を持ち、そしてその疑問に対して
自分たちで一つの答えを導いてみる。
それが今までの常識を打ち破る答えであっても
それはそれで立派な意見になると思います。

そしてそう言う事を繰り返していると
段々と答えが2つ、3つと増えていき
皆の中で色んな方向性が生まれてきます。
選択肢が増えると言う事は
考える幅が広がると言う事です。
今自分たちがいる場所では存在しない
新たな考え方に辿り着ける可能性が高いと言う事です。
そして自分たちが捕われていた

『枠』

から外に抜け出せるチャンスでもあるのです。

せっかくチームを組んで練習に取り組んでいるのですから
フレアーの事だけでなく、色んな事に対して
疑問を持ったり相談したり、どんな事でも構わないので
とにかく話し合える環境を整えて行きましょう。

先日の「オリジナルとは?」や「核」の内容に出て来た

「お客様目線」

全ての演技にこの項目は忘れてはいけないのですが
この「お客様目線」の大切さを今日は話したいと思います。


先日も申し上げましたとおり、私はよく

「どうしたらオリジナル技を作れますか?」

と質問されます。
その時に色んなヒントを伝えるのですが
そのヒントの根本となるところはこの

「お客様目線」

なのです。
この部分を忘れてしまってはいけないのです。

会場まで脚を運んで下さったお客様には
日常では味わえない空間と時間を過ごして頂きたい。
そう思うのは当たり前の話です。
そのためにはまず何が肝心なのでしょうか?
それは簡単に言ってしまうと

「飽きさせない事」

イベントの最初から最後まで
お客様に夢中になってもらいたい。
私はそう思いながらイベントを創ってきました。
しかしこのフレアーと言うものはまだまだ未熟なものです。
選手の使う道具の95%以上が
ボトルとティン(シェーカーの底の方)なのです。
これだけの道具で一人5分の演技を10~20名するのです。

そして日本人選手の多くはコピーに頼っています。
しかも使うBGMまで似たり寄ったりなのです。
大会等では大体2~4時間は時間がかかるのですが
その間ずっと似た様なBGMで似た様な演技が繰り返される。
ある意味「洗脳」のレベルです、この繰り返しは。
この様な状態で

「飽きないで下さい」

と言う方がおこがましいでしょう。
お客様も疲れて当然だと思います。

こう言う事に気がつくと、選手が皆同じ事をしてる時点で
お客様に飽きられるのが解ると思います。

そうです、ここが一番肝心なのです。

このお客様の気持ちにならない限り
皆と違う事を探求しようとしないのが現状なのです。
今までの現状に甘えてはいけないと気付かないのです。

視野を外に向けるのは、一見難しそうに思えますが
いざ動いてみると、意外と簡単な事が多いのです。

「皆がやっているから自分もこの技をやってみたい」

こんな台詞を言ってられる場合ではないのです。

「皆がやっているから、自分は別の技をしたい」

こう言う考えにならない限り
選手の個性は生まれてこないでしょう。
そしてフレアーバーテンダーの皆さんには
バーテンダーとしてもっと根本的な事を思い出して下さい。


「バーテンダーがお客様の事を無視するとはどう言う事ですか?」


正直日本にはフレアーマニアは多くても
フレアーバーテンダーはほとんどいないでしょう。
ステージに立った途端、バーテンダーでは無くなっています。
それはその大会に臨む姿勢からしても
既にバーテンダーでは無いと思います。

本当にお客様に楽しんでもらいたいと思っていますか?
身内だけで喜んでいるだけだと解りませんか?

そして最後にフレアーマニアの方へ

「フレアー」

この言葉の意味を知っていますか?
「第6感を刺激する」
だの何だの説明しているのを聞いた事がありますか?
そう言う説明の中でもっと簡単に説明している言葉があります。
この「フレアー」と言うのは

「個性、自己表現」

なのです。
物まね大会ではなく、個性のぶつかり合いなのが大会なのです。
確かに過去にはコピーで勝てる時代がありました。
でもそれはまだフレアーと言うものが珍しかったから
ただそれだけで救われていたのです。

時代は進みます。
以前よりかはフレアーの認知度も広まったと思います。
だからこそ、次の段階に行かなくてはいけません。
お客様もリピートして下さいます。
繰り返し観に来て頂けるのは大変ありがたい事です。
そこにお客様に甘えっぱなしでは飽きられます。
繰り返し着て頂いているお客様に
新たな刺激を与えていかなけばいけません。

それはお客様に飽きられてからでは遅いのです。
お客様に飽きられる前に変化をしなければいけません。


お客様目線になれば、こう言う事が簡単に解ります。
他の人と被らない様に、色んな物に目を向ける様になるでしょう。
その結果、他の人とは全く違った演技が完成するのです。


ステージに立ち続けるのなら
この「お客様目線」をいつまでも忘れずに。