夜のうちに葬儀業者に連絡

予定通り家族葬だ

業者の人が来て支度を整える


まだピンと来ないが父は死んだ


思っていた以上の出来過ぎた最期だった

やりきった満足感すらある

燃え尽き症候群に近いものだ


認知症になってからの3年4ヶ月で私達は

本当の家族になれた

本当の親子らしくなった

父は常に「今が最も幸せ」だったと思う


何を言ってるか全くわからない会話ではあったが

表情でそれはわかった



認知症発症から3年4ヶ月

78歳にひと月足りない年齢での「老衰」

目立った病気は「肺気腫」くらいでその他は健康



「早いよね」と言う声が殆どだが

逆説的に考えるに肺気腫により血中酸素濃度が低下

して脳の老化が加速度的に速くなっていったと

思えば納得である

駆け足で生き切り、駆け足で逝き切った


姉が来て父を見る

「いれば良かったかな」

と言うので

「お袋にも言わずに逝くくらいだから

居たら余計逝きにくかったかもよ(涙笑)」

と自分

「そっか、、そうだね、、(涙笑)」


夜が明けるまでまだ時間あるし

夜中にあまりバタバタしていても

近所の人が不思議がるので一旦解散です



6/24 am2:30