119番から一週間

ケアマネさんも今後に不安があったのか医師も含めた

介護関係者を集めて会議となった

119番通報に至った経緯をデイサービスの方から報告を受ける

血中酸素濃度の上げ下げが激しく77まで落ちたので通報


よく知らないんですが77%ってかなりヤバい数字らしい

他施設の介護スタッフから医師に「77%で生きてられるんですか」

と質問が飛ぶ程だ

「人によります。おそらくお父さんは日常的に瞬間80%切りを

経験しているのかも知れないです」と医師

今日訪問診療時に測ったら97%でした

救急外来で出された薬を飲まずにこの改善(と言っていいのか)

食事も口からモリモリ食べている

顔色も悪くない


呼吸系の薬を飲まない事に医師は顔を曇らせていましたが

薬を飲んでも良くなる訳ではなく維持が目的

飲むストレスや副作用を考えるとたとえ終わりが

早まろうともストレスフリーがいいと考え

「ケアよりも緩和にシフトしていきたいので

無しでいきたい」と伝え、了承してもらいました


今後、この様な場面になった時の対処として

咳で苦しそうになった時は吸入剤を使う(複数回使っていいもの

を処方してもらった)

血中酸素濃度が90を下回ったら医師に連絡して指示を仰ぐ

事になりました



救急病院に搬送になっても医師からの紹介状に

「延命につながる治療、挿管、人口呼吸器は不要」と言う一文を

添えていただく事に合意


「ただ施設内で心停止になった場合は心臓マッサージやAEDを

使うことになりますので了承願います」とデイスタッフが言うので

「しない訳にはいきませんか?」と返すも

「さすがに黙って見てるわけにはいかないですし決まりとして

あるのでそこはごめんなさいです」

「では、『なんちゃって心臓マッサージ』『なんちゃってAED』

って訳にはいきませんか」と言うと、一瞬固まって

「聞かなかった事にします」と言いつつも

「ご家族の意向はしっかり心に刻んでおきます」と言っていただいた


こうして文章にすると緊張感ある様に見えますが

終始和やかな雰囲気で意見交換が出来ました


なんでも長生き、危機には蘇生 が人間の尊厳を守る事だと

言う考えがまだまだ根強い世界

延命は望まないと言っていてもいざその場になると

意見が変わるご家族も多くあるという

もしオヤジに認知症がなければ私も揺らいでいたであろう


もう十分だろ

自然が一番かっこいい最後だと思う

立派な最後だったよねって締めくくってやりたいですよね



でもまだまだ長生きしそうです(笑)