小学校で教師をしている姉が

 

「夏休みに入ったら施設を見学したい」と言い出した

 

まあそうだろう

 

小学一年生相手に日々格闘している姉にしてみれば

 

デイサービスで父がどんな扱いを受けているか気になる

 

のは当たり前

 

私や母はある程度強引な介護も行われているだろうし

 

父の行動言動からそれも致し方ないと思って見学などは

 

考えた事もなかった

 

施設にいる父を見るのはツラいかもと言う思いもある

 

特に母は帰宅する父を見る度「可哀想」と言う感情を

 

持つ様である

 

ケガしてきたりアザを作って帰る事もある父を見て

 

施設にいる姿を想像するのだろう

 

どんな扱いを受けているかを想像するのだろう

 

 

姉の要望はパンドラの箱を開ける様な行為であった

 

昼過ぎに見学に行き、終業と共に連れ帰るプラン

 

私が仕事があって行けなかったのですが

 

姉、母がどんな感想を言うかが気になった

 

施設を気に入らず「変える」と言い出さないか心配だった

 

しかし心配は杞憂に終わった

 

今日の利用者は3名でとても穏やかで開放的な

 

雰囲気の中で介護は行われていた。。と姉

 

母も「いい感じだったよ。お父ちゃん、続けられるといいなあ」と

 

笑顔で話していた

 

 

 

どっと疲れた(笑)

 

あらかじめ姉には「理想と現実は違うので何があっても

 

驚かない様に」と釘まで刺していた自分が笑えた

 

 

やはりプロである プロの仕事である

 

「認知症の人が大好きなので任せて下さい」と言った言葉に

 

嘘はなかったと言う事

 

信じていなかった訳ではないが不安は常にあった

 

 

医療、介護、家族のトライアングルがまた少し正三角形に

 

近づいた気がしました

 

認知症介護は3者のバランスが大事だと考えます

 

 

今夜はちゃんと眠れそうです(笑)