9.11の事件は
鈴木は夜中に
リアルタイムで
テレビで見ていた
でも
テレビゲームみたいにしか映らなかった
「あら大変」くらいにしか感じなかった
そんな事より
自分の病気の事で精一杯だった
次の日も
普通に安定剤を飲んで
ぼーっとしていたら
友人からメールが来た
あの飛行機に先輩が乗っていた
次のメールには
友人の婚約者の親戚が2名あのビルの中にいた
この2通のメールを見るまで
鈴木は昨晩テレビで見た事実が
現実だって事に気がつかなかった
確かに病気だったのもある
でも
恐ろしいかな
対岸の火事
でもあったのだ
自分が昔、内戦中の国で命を落としかけた経験しているのに
それなのにこの事件を見たときに
普通に眠剤を飲んで寝ていた
情けなさすぎな鈴木だった
でも実際、そんな鈴木みたいな人達は
以外に多いかもな~って思う
地球がもっともっと
繋がって
線が無くなって
アミーゴになって
ファミリーになれば
こんな事起こるはずない
こんな事起こす意味ないし
そのため一個のアプローチとして
今、目の前の痛い方のお役に立とうと鈴木は決意しているのであります
痛みが取れてウキウキしている人が
どうしたら人を殺せるのでしょう
鈴木はそんなミクロの戦いが誇りです
そして、そんなのが
鈴木が今、存在している
生きている意味です
ウキウキ~~