『自分が安全な場所にいる限り、台風も好き』
なんて書いたのは、つい先日のこと。
来ました。安全じゃない場所で台風を体験する日が(^^;
今までは大きな台風も、上陸するとあっという間におとなしくなったと
経験しているがゆえに油断もあったのでしょう。
昨日、関東に台風が上陸したとき、れみは早めにオフィスを出て
安全なうちに帰ろうとしておりました。
まずは都立大学の駅まで。
タクシー会社の電話はずーっとお話し中。
東急バスに確認すると「ダイヤは乱れておりますが運航してます」。
東横線はネットで確認する限り動いているようでした。
よし!出発だ!
まずはバッグをビニールで覆いレインコートをきっちり着込み
雨靴に大きな傘。
万全の装備で歩き出し、角を曲がった途端ものすごい強風。
うわあああああ。前に進めない~。
アスファルトの道を、さざ波のように雨が流れていきます。
傘を倒して押すように、一歩一歩バス停へ。
車はちゃんと行きかっているし、待っていればバスに乗れる。
びしゃっ
ん?どうして止まっている車から水かけられるの?
なんと、ワイパーが動くたび、大量の水が左右に撒き散らされて
いるのでした。運転手さんも大変だあ。
そろそろ現れてもいいはずのバスが一向に見えてこない。
お、タクシー。空車だ。あれで行こう!
シューっと水しぶきをあげて止まったタクシードライバーは
親切でした。
「いいんですか?バス、きますよ」
じゃあいいですぅ。乗っけた足を即座にひっこめるれみ。
ほんとはビショ濡れでシートに座るのが悪い気がしてたんです。
ようやくバスが来ました。ありがたい。
交差点の角を曲がるとき、横のビルの上の方から
空のビールケースが落ちてきて転がっていくのが見えました。
駅前でバスを降りたらものすごい風!
傘を広げるどころじゃありません。
交差点を渡るときには追い風で、メアリーポピンズのように
舞いあがれそうでした。傘は広げられなかったけどね。
駅に着いたら『強風のため運行を見合わせております』ですと。
今度は渋谷行きのバスを捕まえるため、再び路上へ。
確実にさっきより風は強まっています。
冬の雨と違って冷たくないのがせめてもの救い。
あった、バス停。次のバスは30分後かあ。
なんとか傘を広げてバス停に立っていると、ときおり吹き付ける
強い風でビュンビュン車の行き交う車道に押し出されそう。
まずい。ビルの下に避難しよう。
電車からバスに切り替えたと思われる乗客が、次々ビルの下に
やってきます。この間に雨靴に入り込んだ雨を出し、服のあちこち
絞って服を乾かしました。風が強いので乾くのも早い。
することがあると、30分もあっという間でした。
バスではたまたま隣に座った人が同じ駅を目指しているとわかり
心強い限り。携帯で運行状況を確認しあいます。
やっぱり銀座から地下鉄かな?バスもあるのかな?
あと少しで渋谷、というところでいきなり渋滞にはまりました。
30分ほどおしゃべりしながら車中にいましたが、埒があきません。
外を見ると、バスから降りたと思われる人々が群れなして
歩いています。私たちもバスをおりました。
風はあるものの、雨はあがっていて、広い歩道いっぱいに
人々が歩いている様子は3月の帰宅難民を思わせます。
道玄坂では強風で倒れた木を撤去していました。
渋谷駅では山手線に乗り、新宿でお食事がてら時間をつぶし
いつもより3倍以上かかって帰りつくことができました。
いやはや、自然災害の威力ってやっぱりすごい。
でも台風のいいところは「待っていればいなくなる」。
あせらずくじけず悲観せず。とりあえず待っていれば
台風さんの方で去って行ってくれることです。
何かを学んだ気になった(^^;れみでした。