「この子だけ参加しないのを認めると、他の子に示しがつきません」と担任からいわれました。 | 発達障害の子育てHACK

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公認心理師、保育士、健康運動指導士の資格を持つ
トータルで子どもを見られる発達障害療育アドバイザー

 

  担任からよく言われる言葉

 

今回の相談は、小学校3年生の女の子です。

 

知覚や記憶、処理速度等は比較的水準で、

学習にはついていけるお子さんなのですが、

身体図式が出来ていない為、

落ち着きがなく待つ事や集団での活動が苦手です。

 

 

口唇期に見られる何でも口に入れて確かめる、

足を頭の上にあげたがる等幼児期に見られる行動が目立ちます。

 

 

私から見ると自分の身体図式が出来ておらず、

身体の使い方がこれだけ不器用だったら

体育はしんどいだろうと思います。

 

 

中学年ともなれば学校でこのような行動をしていると

周囲の子ども達は引きますし、

担任にも知識や理解が無ければこの子の行動に驚くでしょう。

 

 

保護者からの訴えは

体育の時間に〇ちゃんが活動に参加できない事を担任に理解してもらえないというもの。

 

 

  支援級を考えられてはいかがですか?

 

担任から

「〇ちゃんだけ参加しないで座って遊んでいます。

注意をして参加するように促していますが、参加しません。

そのままにしておくと

他の子どもがどうして〇ちゃんだけ遊んでいていいの?と言い出すので、注意せざるを得ません。

支援級を考えられたらいかがですか?」

 

 

先生の「困ってるんです!」の気持ちが伝わってきます💦

 

 

でもお母さん、頑張りました。

配慮していただけるよう何とか粘りました。

 

 

先生、うちの子が中学になって二次障害になってもいいんですか?

支援級に行ってくださいって

出来ている勉強まで遅れてしまうじゃないですか?

 

 

・・と言い返したようです。

 

 

保護者の気持ちはよく理解できます。

 

しかし、子どもを盾に強迫じみた事を言っても

残念ながらなんの改善にもならないのです。

 

保護者がクレーマーだと思われるだけです

 

 

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  学校を卒業してからの事は考えられない

 

先生はお子さんの将来に責任はないのです。

 

歯に衣を着せぬ勢いで言ってしまうと(そんな事頭にすら思っていないって意味で・・)

 

小学校から卒業してしまえば、

お子さんが二次障害で苦しもうが何しようが・・

酷い言い方すれば死んでも関係ないんです。


 

そうなってしんどいのは誰か?

 

そう!お母さんあなたです!

 

中学校になって、子どもが二次障害になってしんどいのは家族なんです。

 

先生じゃない。

 

そして先生のメインのお仕事は教室運営です。


教室運営が上手く回るようにするのが先生に求められる評価と言うのが現実です。

 

 

だから先生に子どもを盾にしても動いて貰えないのです。

 

 

 

「くらしのマーケット」くらべておトク、プロのお仕事。

 

 

  ではどうしたら動いてもらえるのか?

 

先生に動いてもらうには・・

先生が教室運営においてやらざるを得ない方法をとるしかありません。

 

ここはやはり医療機関の力を借りましょう。

 

合理的配慮にも医療機関の協力が効果的です。

 

 

かかりつけの医療機関に必要な合理的配慮を書いて頂きましょう。

 

そしてそれを担任だけではなく

教務主任や教頭先生を巻き込み話合いを設けましょう。

 

 

現在は合理的配慮は学校の義務になっています。

担任だけの責任ではなく、

学校全体が関わる事が求められています。

 

 

自分の子どもの心の健康を保つ努力をそちらに向けましょう。

 

 

子どもの心の健全は、家族が穏やかな日常に繋がります。


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