イースター島には、巨大な石像「モアイ」が存在しています。これらの石像は、イースター島の原住民であるラパ・ヌイ文化によって紀元前1250年から1500年頃に建造されたと考えられています。モアイ像は、高さ数メートルから十数メートルに及ぶ大きさで、多くのものが並び立っています。
モアイ像の存在自体が不思議であることに加え、その建造方法や目的についても多くの謎が残されています。モアイ像は、火山島の花崗岩を切り出して作られており、重さ数トンから数十トンに及ぶ巨石を運搬し、彫刻していたとされています。しかし、ラパ・ヌイ文化には、そこまでの高度な技術や資源があったかどうかについて疑問が残されています。
また、モアイ像の目的についても謎が多いです。一説によれば、モアイ像は先祖崇拝の一環として建てられたとされています。また、モアイ像はラパ・ヌイ文化の指導者である酋長の彫像であるとする説もあります。しかし、これらの説にも具体的な根拠は存在しておらず、謎が残っています。
その他にも、モアイ像の建造には、どのような方法が使われたのか、なぜ複数のモアイ像が並び立っていたのか、モアイ像がどのように移動されたのかなど、多くの疑問が残されています。今でも研究が進められており、解明された新たな情報が次々と明らかにされていますが、モアイ像の全ての謎が解かれたわけではありません。