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父と母の仲はどんどん悪くなっていった。

父が反対するほどに、母は「信仰を試されている」と頑なになり、

益々宗教にのめり込んだ。

 

次第に父は、息子たち以外への関心は示さなくなった。

男の子は「将来家庭を支えるための教養が必要だから」

成長する上で必要なサポートをしていたけれど、

 

「女は男に仕えているのが幸せ」という男尊女卑の考えなので、

私が精神的に死の淵に追いやられ、

学校の成績が悪くても気にも留められなかった。

 

しかし唯一、私に関心を示していることがあった。

少女から女に変化していく私の身体。

父の視線は、いつも私の胸元から下にあり、無言で上下していた。

 

私が中1の時に、母方の祖母が亡くなった。

宗教的な事が絡むことに私を参加させたくない母は、祖母の葬式へ私が行くことを禁じ、

自宅で留守番する事になった。

 

父と二人きりの夜。

突然父が「一緒にお風呂に入ろう」と言ってきた。

 

親に裸を見せることを嫌がることは、父にも母にも禁止されていた。

隠すのはイヤらしい人間だとなじった。

 

とても嫌だったけれど、父の誘いや命令を断ることは許されなかったので

一緒にお風呂に入る事になった。

 

「きっとお父さんは、不器用で私と普段コミュニケーション取れないから、

今日はコミュニケーション取りたくて、一緒にお風呂に入ろうって言っているんだ」

そう思うことにした。

 

入ってから出るまで、一言も父は私に話しかけてこなかった。

ただ、裸のまま父と湯船に入り、体を洗っている所を見られ・・・

 

心の奥底は知らないうちにズダズダに切り裂かれていた。

 

 

 

このことは25年後に、一人で湯船に入っていた時に

フラッシュバックを起こして涙が止まらなくなり・・・

でも、そこで心が解放されたように思う。

 

 

 

中学~高校生の頃、

お風呂に入っていると、父がいる日は例外なく覗きに来られた。

 

私がお風呂に入る音がすると、父の足音が向かってくる。

お風呂に入っている事をアピールして、「ドアを開けないで!!」と願いながら

湯船のお湯をバシャバシャ音を立てる私。

 

それでもわざわざ風呂のドアを開けて「あ、入っていたのか」とトボける父。

「入ってるよ!!」と事前に叫んでも同じだった。

ものすごい屈辱だった。

 

自分の裸を見せることを強要される日常は、私の心と体を分断させた。

大人になってもその癖が出た。

社会人になって、社内の健康診断でレントゲン車が来た時・・・

 

撮影の男性が私が上半身裸になっているのを覗いているのが見えた。

私は、自分の体を隠せなかった。心では隠したがってるのに、体が言うことを聞かなかった。

 

 

家族からの性被害は、父だけにとどまらなかった。

弟と父方のいとこからも被害を受けた。

https://ameblo.jp/brainflowering/entry-12485064649.html

現れ始めた精神疾患・身内からの性被害 の記事はこちら↑

 

 

弟からの物は、私が長男を産んだ後にPTSDとなって表れ、強烈な苦しみを味わうことになる。

 

(裸を見せることを強要した母も、同じく性被害を与えた一人だと思う)

 

つづく