『ボクには見える』
カーテンを締め
薄暗くなった部屋で
独り
目を閉じると
小さな光の砂粒が
視界いっぱいに広がっている
様々な色カタチ
各々に飛び回っている
時にはそれらが
何かの形や風景に見えて
澱んだ意識の奥底で
それが何なのか
考えている
目覚めても
殆ど思い出さない
それでも
日常の生活に
突然現れる時がある
デジャブュ
強い既視感
ボクが見たのは
光の悪戯か
未来の光景か
瞼を下ろして見えた
それは確かな
現実
今また
薄暗い部屋で
ボクは
目を閉じる
未だ見ぬ未来という現実を
目の当たりにするために
。