病院に無事到着してホッとしたのも束の間
ICUの近くの長椅子に座って待つよう言われました。
まだ、もちおに対する処置が終わっていないとの事で、こんなに処置に時間がかかるなんて、おそらく一番ヤバイコースに違いないと確信しました。
疲れたな…と座っていると、看護士さんが沈痛な面持ちでやってきて、主人の所持品を手渡してくれました。
看護士: お返しできるものはご主人の鞄に入っているのですが…車や家の鍵などはどこかへ行ってしまってたらしく、見当たりませんでした。
あと…洋服なのですが…意識がなくて緊急だったので、ハサミで全て切ってから処置を行いました…
私: 構いません。ありがとうございます。
と頭を下げると、彼女はさらに声をひそめて
看護士: 意識がない状態ですと、便や尿なども流れてしまうので…一応袋にはまとめてあるのですが、
お持ちになられますか…?
と痛ましそうに私を見るのでした。

