ロボット Chatさんが今日も困ってる。


最近、Brain Compassを少しずつ作っています。

最初は、

「認知症予防に使えるものがあったらいいな」

くらいから始まった話でした。

水分量。
食事。
血圧。
体温。
酸素飽和度。
体重。
睡眠。
活動量。

こういうものを記録して、

「いつもと違う」

が分かるようにしたい。

さらに将来的には、本人が倒れていたり、話せない状態になっていても、救急時に必要な情報を確認できるようにしたい。

言うだけなら簡単です。

問題は、

私がアプリを作ったことがない。

ここです(笑)

Android Studioと格闘中

現在はAndroid Studioを使って、実際にスマホで動くものを作っています。

ところが。

英語。

ファイル。

フォルダ。

知らない名前。

知らないマーク。

「そのファイルを開いてください」

と言われても、

そのファイルがどこにあるんや。

というところから始まります。

世の中のアプリ開発をしている人は、みんなこれを普通に理解しているのか。

すげえな。

私は毎回、

「ない」

「どこ」

「これ?」

と画面写真を送りながら進んでいます。

それでも、水分の画面を作ったり、血圧の画面を触ったり、少しずつですが本当にスマホの中で動くようになってきました。

これは結構うれしい。

作ってみると「便利そう」だけでは済まない

実際に自分で使ってみると、色々な問題が出ます。

例えば血圧。

私は勤務先が毎日同じではありません。

測定する時間も一定ではない。

使う血圧計も同じとは限らない。

だったら、

「毎朝7時に同じ機械で測りましょう」

みたいな完璧なルールを作っても、現場では続きません。

そこで最近は、

完璧なデータを取ることより、多少バラバラでも記録を残す方が大事なのではないか

と考えるようになりました。

水分量も同じです。

200mlなのか250mlなのか分からないことなんて普通にあります。

だったら、

「だいたい200ml」

でもいい。

事実なのか。
推定なのか。
分からないのか。

そこを区別して残せればいい。

全部自動測定にすればいい、でもない

最初は、

血圧も、
体温も、
SpO2も、
体重も、

全部自動で通信できたら最高じゃないかと思っていました。

でも考えてみれば、元気な人が毎日体温計を使うとは限りません。

介護施設でも、全部の機器を通信対応にしたら運用が大変です。

機械が変わることもある。

電池が切れることもある。

通信できないこともある。

だったら、

自動取得できるものは自動で。
できないものは手入力で。
面倒なら音声でも。

LINEに一言送るくらい簡単に記録できた方が、現実的かもしれません。

Brain Compassは医療機器を全部置き換えるものではなく、

日常の変化を残しておく道具

くらいから始めた方が良さそうです。

記録したら、見返せないと面白くない

これも実際に使って気付きました。

入力するだけではつまらない。

昨日より血圧がどうだったのか。

最近、水分が減っていないか。

体重が少しずつ落ちていないか。

睡眠不足の日に何が変わるのか。

食事内容と体調に関係があるのか。

「前と比べる」機能が必要です。

人間の記憶なんて結構いい加減です。

「最近ちょっと元気ないな」

と思った時、

1週間前、
1か月前、
半年前、

そこまで遡って見られたら、かなり違うと思います。

そして、やっぱり裏の本丸は緊急時

普段は健康管理。

でも私がどうしても作りたいのは、その先です。

道端で人が倒れている。

話せない。

認知症がある。

家族に連絡がつかない。

そんな時に、

普段の血圧、
体温、
SpO2、
服薬情報、
アレルギー、
既往歴、

そして直近の変化などを、本人の許可のもとで救急側が確認できたらどうだろう。

QRコードという方法も考えています。

ただし、

「絶対に間違わない」なんて言ってはいけない。

QRコードだって誤認や読み取り不能はあり得る。

通信だって止まる。

機械だって壊れる。

だから、

「これさえあれば大丈夫」

ではなく、

使えなかった場合まで含めて作る。

最近は、そこをかなり大事に考えるようになりました。

ウェアラブルは「測るだけ」ではなくなっている

最近調べた研究では、柔らかいパッチ型デバイスを皮膚に貼り、刺激を与えることで治療に利用しようという研究まで進んでいました。

まだ人間で確立された治療という話ではなく、マウスを使った予備的研究の段階ですが、皮膚に貼る柔らかいデバイスが「測定」だけではなく「治療」にまで広がりつつあるのは面白いところです。

Brain Compassでそこまでやろうとは今のところ思っていません。

でも、

腕時計やスマホで健康状態を見る

という現在から、

身体の状態を継続的に把握し、必要な時に必要な人へ情報を渡す

という未来は、それほど突拍子もない話ではなくなってきた気がします。

まだまだ、できないことだらけ

Android Studioを開けば、

「ファイルどこやねん」

となり、

英語が出れば、

「日本語にしてくれ」

となる。

そんな状態です(笑)

それでも少し前までは頭の中にしかなかったBrain Compassが、今はスマホの画面に存在しています。

完璧ではない。

というか、全然完璧ではない。

でも、それでいい。

介護の現場だって完璧ではありません。

人間だって完璧ではありません。

通信も機械もAIも完璧ではありません。

だったら、

人間は間違える。
機械も止まる。
記録も抜ける。

そこから作ればいい。

最近のBrain Compassは、そんな方向に進んでいます。

まだまだ入口。

でも、

「こんなのあったらいいのに」

から、

「じゃあ作ってみよう」

には、少し進みました。

今日もAndroid Studioの知らないファイルと戦います。

……いや。

今日はもう寝てもいいか(笑)

ロボット 「スイミンモダイジニネ。」