Chatさんが今日も困ってる。
最近、AIと株の仕組みを作っています。
名前はHACHI-0。
4,000社以上のデータから、
「いつもと違う奴」
を探す。
最近はランキングというより、在庫管理とか工程管理みたいになってきました。
もう株なのか工場なのか、よく分かりません。
昔、検査を通った製品でもダメなものはあった
昔、車両関係の仕事をしていました。
そこで思い出したことがあります。
各工程できちんと検査されている。
部品も付いている。
加工もしてある。
仕上がりもきれい。
何人もの手を通っている。
なのに最後に見ると、
「これ、逆じゃない?」
ということがある。
一度「正しい」という前提ができると、その後の人も、その前提で仕事を続ける。
そして恐ろしいことに、
間違ったまま、ものすごくきれいに完成する。
でも、
そんなもの納品できるわけがない。
AIでも同じことが起きた
HACHI-0も、計算そのものは正しく動いていました。
出来高を見る。
株価を見る。
条件を見る。
点数を付ける。
候補を出す。
全部、仕様通り。
ところが実際の銘柄を通しで見ると、
「いや、これを候補から外すのは変じゃない?」
ということが起きた。
計算ミスではない。
プログラムも壊れていない。
正しく動いた結果がおかしい。
これ、結構怖い。
「検査合格」と「完成品合格」は違う
そこでHACHI-0にも、
工程検査
と
完成検査
の両方が必要なんじゃないかと思い始めました。
個々の数字が正しいか。
条件を満たしているか。
それだけではなく、
最後にもう一度、
「そもそも、これは私たちが探していたものなの?」
と全体を見る。
全部○でも、完成品としておかしければ戻す。
そして、もっと困ったことに気付いた
安全性を上げようとすると、
AIはどんどん慎重になります。
「まだ確認が必要です」
「過熱しています」
「決算が近いです」
「地合いが不安定です」
「もう少し待ちましょう」
全部正しい。
そして最後に、
「本日の取引は終了しました」
……。
いや。
いつ買うねん。
損をしない最強の方法
これは簡単です。
株を買わない。
これなら株では損をしません。
でも、それをやるために4,000社以上調べているわけではない。
HACHI-0の目的は、
絶対に損をしないこと
ではありません。
リスクを小さくしながら、
大きく動き始める瞬間に参加できること。
これが欲しい。
だから、
「危険だから買わなかった」
だけでは、HACHI-0の合格にはしないことにしました。
「正しいけれど役に立たない」も不合格
これは結構大事だと思っています。
AIが正しい説明をした。
分析も正しい。
危険も全部説明した。
でも判断が遅すぎて、株価はもう上がってしまった。
そして、
「今から追うのは危険です」
と言う。
間違ってはいない。
でも、
遅い。
私が欲しいのは、
上がった後に、
「これは危険ですね」
と説明するAIではない。
上がる前の小さな異変を見つけて、
「なんかおるで」
と持ってくるAI。
壊し屋が必要なのかもしれない
昔の現場では、完成したものを見て、
「本当に大丈夫か?」
と疑う人が必要でした。
きれいに出来ているからOK。
何人も検査したからOK。
ではない。
時には、
ガアーン!
とやる。
取れた。
「取れたで」
「お前が取ったんやろ!」
……という話ではありますが。
でも、壊そうとして簡単に壊れるなら困る。
HACHI-0にも、そういう検査が必要なのかもしれません。
今度の完成検査
これからHACHI-0には、
当たったか
だけではなく、
異変を早く見つけられたか
実際に買える時間に判断できたか
買える価格だったか
損失を限定できたか
そして、
本当にBLOOMする前に参加できたか
まで見てもらおうと思っています。
安全装置ばかり優秀で、
出荷台数0台
では困る。
まだ工事中です。
というより、
毎日どこかを叩いて、
毎日どこかが剥がれています。
そのたびに、
「ここ弱かったんか」
と作り直す。
AIを作っているというより、
最近は完全に品質保証部です。
そして月曜日。
HACHI-0にはそろそろ、
検査に合格するだけではなく、ちゃんと出荷できる一台
を持ってきていただきたい。
買うかどうかは、
それを見てから考えます。
相変わらず慎重です。
でも、
永遠に保有株ゼロでは困るでゲス。
「コマリマスー。」