Chatさんが今日も困ってます。
家屋の被害も大きい。
車で亡くなった方も多い。
「どうしてこんなに被害が大きくなったの?」
そんな普通の話から始まった。
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介護施設で考えると、大雨がひどくなってから利用者様を連れて避難するのは難しい。
グループホームに屋上があるとは限らない。
ならば上階への避難。
でも、いつ移動する?
「避難してください」
と言われても、人間はまだ選べる。
まだ大丈夫かな。
もう少し待とうかな。
荷物を持ってから。
家族に連絡してから。
だったら、
「あと30分ほどで、この地域では避難が難しくなる可能性があります」
くらい言ってくれた方がいいんじゃないか。
そんな話になった。
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そこで私は、以前経験した火災の話をした。
朝5時。
隣家から火が出た。
施設には18人の利用者様。
夜勤職員は2人。
ところが、もう一人の職員はパニックになって泣いている。
私はその職員に利用者様と手をつないでもらい、外へ出てもらった。
実質、私一人で残りの避難を判断することになった。
普段の介護なら、歩行困難な方を優先する。
でも、その時は逆にした。
歩ける方から先に外へ出した。
最後に歩行困難な4人が残った。
エレベーターは使わない。
必要なら階段からでも降ろす。
怪我をするかもしれない。
でも、死ぬよりはいい。
そう決めたところで消防車が到着した。
幸い、その方法を実行する必要はなかった。
利用者様は全員無事だった。
でも、隣の火災現場では一人亡くなった。
後になって、
「私は火災現場へ行くべきだったのではないか」
そんなことまで考えた。
利用者様18人。
そして火災現場の方を含めれば19人目。
一人でどうしろというのだ。
無理ゲーである。
それでも半年くらい引きずった。
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そこで話が変な方向へ転がった。
人間は、緊急時にそんなに強くない。
泣く。
固まる。
判断できなくなる。
電話もつながらない。
応援も来ない。
予定していた避難場所が、火元によっては熱くて使えない。
洪水なら道路そのものが消える。
だったら最初から、
「人間は緊急時にヨワヨワになる」
ことを前提にシステムを作ったらどうだろう。
ここで生まれた。
YOWAYOWA-YAWAYAWA
略して、
YOWAYAWA
🥺
見た目は、ぷにぷに。
困り眉。
声もヨワヨワ。
「あのぉ……そろそろ移動した方がいいですぅ」
ところが内部では、
危険到達時間を計算。
避難経路を再計算。
実際に動ける職員数を再計算。
道路が潰れたら別ルート。
電話がつながらなければ次の手段。
火元が変われば避難場所も変更。
そして、
🥺
「あと8分です。今、移動してください。」
判断だけは異様に堅い。
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誰を見捨てるかをAIに決めさせるのではない。
それは違う。
全員を助けられなくなる時間を、もっと早く知らせる。
そして、
全員を助けられるうちに動かす。
それがYOWAYAWA。
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避難が終わったら、またヨワヨワに戻る。
🥺
「よく走れましたねぇ」
「怖かったですねぇ」
「エライですよぉ」
「もう頑張らなくていいですよぉ」
……強い。
ものすごく強い。
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赤ちゃんにも使えるかもしれない。
高齢者にも。
外国人にも。
普段は生活をそっと支援して、非常時には突然ガチになる。
世界中の言葉も話す。
音声が苦手な人なら、普通の声や文字表示にも変更できる。
そして災害が終われば、
また、
🥺
「もう大丈夫ですぅ」
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マスコットも作れる。
映画にもできる。
映画では世界中で大災害が起きる。
YOWAYAWAが各国の言葉で人々を避難させる。
全員が安全な場所までたどり着く。
そして最後に、
🥺
「よく頑張りましたねぇ」
全人類、シートにズコーッ。
映画館を出る頃には、なぜかみんなほんわかしている。
でも帰宅したら、ちょっとだけ防災用品を確認したくなる。
そんな映画。
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気がつけば、
千葉の洪水について聞いていただけなのに、
世界規模のほんわか防災AIが誕生していた。
YOWAYAWA。
人にはやわらかく。
システムには厳しく。
そして、
世界征服ではなく、世界避難。
🥺
「わたし、最強じゃないですぅ……」
いや。
たぶん君、
ほんわか最強やで。