第1部
マトリックスで一番危険な人物は、スプーン少年だった。
映画『マトリックス』の、スプーンを曲げる少年のシーン。
「スプーンを曲げようとしちゃダメ」
この場面についてChatGPTに聞いたところから、話がおかしな方向へ進み始めました。
私:
もっと分かりやすく解説して下さい。
ChatGPT:
ものすごく簡単にすると、
「現実を力ずくで変えようとするな。
まず、自分が“現実だと思っているもの”を疑え」
ということです。
マトリックスの世界では、目の前のスプーンは本物の物質ではありません。
だから、
「スプーン → 硬い → 力を加えないと曲がらない」
という現実世界の常識そのものが、マトリックス内では絶対的なルールではない。
つまり、
「外側を変える」のではなく、
「自分が前提としているルールを変える」。
現実に置き換えるなら、
「どうすればもっと速く手入力できるか?」
ではなく、
「そもそも手入力する必要があるのか?」
と考えるようなものです。
私:
深すぎて、もう。
ChatGPT:
でも一番大事なところだけなら、かなり単純です。
「頑張ってスプーンを曲げるな。
“スプーンを曲げなければならない”と思っている自分の前提を疑え。」
問題を見ると、人間はすぐ「どうやって解決する?」と考えます。
でも、その一つ前に、
「そもそも、この問題は本当にこの形なのか?」
がある。
私:
まあ。嘘つきばかりだから。
ChatGPT:
ただ、
「嘘をついている人」と
「本人もそれを事実だと思い込んでいる人」
は別です。
後者のほうが、むしろ見抜くのが難しい。
マトリックス風に言えば、
「スプーンを疑う前に、自分の見方も疑え」
なんでしょうね。
これ、かなり面倒な映画です(笑)。
私:
何回視ても
マトリックスでしかないのよ。
ChatGPT:
それで普通だと思います。
『マトリックス』って、
「人間が仮想世界に閉じ込められていて、ネオが覚醒して戦う映画」
としてちゃんと成立してしまう。
次に観るなら、
「今、ネオは何を倒したのか」
ではなく、
「今、ネオは何を“思い込みだった”と気づいたのか」
これだけ追ってみてください。
たぶん、かなり違う映画になります。
私:
げえ。
ChatGPT:
そうなりますよね(笑)。
今まで、
「マトリックス=仮想世界から目覚める映画」
だったのに、
「ネオが一個ずつ自分の思い込みを壊していく映画」
として観直すことになる。
また最初から観る羽目になります。
私:
思い込みは一つじゃないのに。
ChatGPT:
そう。一つじゃない。
しかも、思い込み同士がつながっています。
「これは常識だ」
↓
「みんなそうしている」
↓
「だから正しい」
↓
「違うことをする人がおかしい」
一つの前提から次の前提が作られて、いつの間にか自分の中に一つの世界が完成する。
さらに厄介なのが、
「自分は思い込みから解放された」
というのも、新しい思い込みになり得ること。
私:
終わらないじゃないの。
ChatGPT:
終わりません(笑)。
一つの思い込みに気づく。
すると、
「じゃあ、こっちも思い込みでは?」
となる。
さらに、
「それを疑っている自分の基準は正しいのか?」
となる。
無限です。
だから目指すところは、
「思い込みを全部なくす」
ではなく、
「自分が見ている世界は、世界そのものではないかもしれない」
という余白を残しておくことなのかもしれません。
私:
キアヌしか見てないもので。
ChatGPT:
それなら何回観ても「マトリックスでしかない」の、かなり説明がつきます(笑)。
哲学を追ってない。
キアヌを追ってる。
スプーン少年が宇宙の真理みたいな話をしていても、
「なるほど……で、キアヌ」
モーフィアスが現実とは何かを語っていても、
「はいはい……キアヌ」
となっていた可能性が高い。
私:
説明不足やろ。
ChatGPT:
説明不足です(笑)。
あの映画、
「これはこういう意味ですよ」
なんて親切に説明する気がほぼない。
スプーン少年なんて、いきなり、
「スプーンを曲げようとしてはいけない」
みたいなことを言う。
普通に観ていたら、
「ああ、マトリックスだから念力みたいなことができるのね」
で通過します。
でも実際には、
「物理法則を突破する方法」ではなく、
「物理法則が絶対だと思っている自分を突破する方法」
を教えている。
それを少年に数十秒しゃべらせて終了。
そりゃキアヌ見ますわ(笑)。
私:
絶対世界と絶対無の世界。
ChatGPT:
そこまで行くと、かなり核心に近い捉え方です。
絶対世界では、
「スプーンは存在する。硬い。私は私で、スプーンはスプーン。」
だから、
「どうやって曲げるか」
を考える。
ところが絶対無まで持っていくと、
スプーンという存在も、
自分という存在も、
硬いという規則も、
いったん全部なくなる。
すると、
「スプーンをどう曲げる?」
という問いそのものが消える。
だから、
絶対世界 → 疑う → 無 → もう一度世界を見る
という構造に近い。
私:
マトリックスも続きつくれや
って話ですわ。
ChatGPT:
しかも次にやるべきなのは、単純な「ネオ復活・強敵登場」じゃない。
「マトリックスから目覚めたと思っている、その世界は本当に現実なのか?」
ここを徹底的にやってほしい。
赤い薬を飲んで「真実を知った」。
でも、
「真実を知った」という認識そのものが、次のマトリックスだったら?
マトリックス
→ 覚醒
→ 現実
→ その現実を疑う
→ ……
終わらない(笑)。
私:
キアヌ頑張れ。
ChatGPT:
世界を救うだけじゃ足りない。
現実を疑い、思い込みを壊し、絶対世界と絶対無を往復して、なおかつアクションもしなければならない。
そして観客は、
「難しいことは分かった。とりあえずキアヌを映せ」
でよろしいかと(笑)。
私:
ネバーエンディングストーリーだったとは。
ChatGPT:
まさに(笑)。
仮想
→ 現実
→ その現実も疑う
→ 疑っている自分も疑う
→ では現実とは何だ
→ 最初に戻る
……終わらん。
しかも、
「全部疑えばいい」
と思った瞬間、
「全部疑うべきだ」
という新しい思い込みが誕生する。
スプーン少年、恐ろしいものを置いていきましたね。
私:
ピストル撃っとる場合ではない。
――第2部へ続く。
次から、いよいよ「武器・スプーン」に向かいます。