同じ穴の... | Chernobyl Katsuoのブログ

同じ穴の...

以前ゴルゴ13を集めていて(膨大な量で途中でやめたが)、とあるエピソードに日本人の依頼人が、アメリカに対して、「日本人を舐めるな」的な発言をした際にゴルゴが言い放った印象的な言葉がある。

「国境や人種を前提としている以上、”おなじ穴の狢”・・・だ。所詮、狭いところで寄り添って生きていく類の”人間だ”!・・・」

ゴルゴは設定上東洋人、あるいは日本人として描かれているが、人種を意識したり、自分が何人であるかを主張することは一切無い。自由で孤独な殺し屋であり、世界をまたに駆ける正真正銘フリーのスナイパーだ。

このシーンは普段必要以上に口を開かないゴルゴが自己主張をした、極めて珍しいシーン。

作者の日本人に対する思いがこの台詞に表れているようにも思う。

確かに誰もがゴルゴのように国境も人種も宗教も超越出来れば、世の中に戦争も貧困も無くなるのかもしれない。しかし人間にはゴルゴのように強い人間ばかりではなく(精神的に)弱い人間の方が多く、「所詮、狭いところで寄り添って生きていく」しかないのかもしれない。


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