所員に対して“日頃から「面接力」を求めている” という某所長にお話を伺いました
この「面接力」とは、採用面接時のことではなく、顧客企業の担当者から発明内容をしっかりとヒアリングするコミュニケーションのことです。企業側の担当者は発明自体に固執していることが多いので、発明をしっかりヒアリングしてから特許の視点で提言を行うことが企業から喜ばれるそうです
実はその所長自身が、かつて企業から「面接力」が重要と言われたそうです。その言葉を受けて顧客とのコミュニケーションを重視した結果、様々な提案を行うことにつながり、企業からの評価が高まったということです
そのことで自信を持った所長は、最近は所員に対して繰り返し「面接力」と口を酸っぱくして伝えているそうです
我が国の特許出願件数はここ数年減少傾向が続いていますが、その事務所の受任件数は着実に増加し続けています。その要因のひとつが、この「面接力」なのでしょう