昨日、コミック「エロイカより愛をこめて」の38巻が8月16日に発売になっていた事を知りました。
今日、仕事の合間に地元の書店に行ったら、見つからないので、
「今が旬のコミックじゃないから配本されていないのかな?」
と思いながら、少女コミックの平積みのコーナーを再度凝視して見ました。
そしたら、第38巻を発見できました。
今回の表紙はイラストがモワモワしている感じで、コミックのタイトルがクッキリしていませんでした。
それが一目で解らなかった原因ですね。
たまに雑誌のリバティとかもすぐに見つけられない時もあります。
著者の青池保子先生の作品との出会いは、中学の時ですね。
NHK・FMのラジオにゲスト出演されたので、ロック好きの少女マンガ家がいるのを初めて知りました。
青池先生の当時のお気に入りのロックバンドは、「レッド・ツェッペリン」と「エマーソン、レイク&パーマー」でした。
ラジオ出演は、ちょうど、「エマーソン、レイク&パーマー」の「作品第二番」が店頭に出た数週間後ぐらいであったと思います。
翌日、隣の席の女子生徒に
「青池保子って知っているか?」
と尋ねたら、
その翌日、青池保子さんの当時の作品「イブの息子達」のコミックを持ってきてくれました。
そこまでは、良かったのですが、
給食の準備時間にちょっと読んでいたら、
体育担当の女性教師に没収されてしまいました。
校内では、
「給食の準備時間に、コミックを読んではいけない」
と言う決まりがあったわけではありません。
この没収という行為の一つをとってみても、当時の先生達は、割と自由に自分の哲学や行動規範で持って、好きな事をやっていたわけです。
結局、コミックは卒業式の日にも戻される事はなく、
親切にコミックを貸してくれた女性に悪い事をしたなと思います。
没収された「イブの息子たち」は、男子生徒が読んでも、どこが面白いのかと言う感じがあります。
内容的には、「腐○子」と呼称される人達が気に入るような内容です。
(しかし、この腐○子という言葉、一体だれが考えたのか?)
ただ、それがハチャメチャなコメディーの中で描かれているので、違和感を超越して別世界が展開している感じでした。
青池保子先生が性別を超えた面白い作品を描く漫画家として周知されたのは、
その次の作品、「エロイカより愛をこめて」です。
第1巻、第2巻においては、「イブの息子たち」に通じる世界をやや踏襲している感じですが、それ以後は、いろいろな要素を取り込んで、読者を魅了する独自の世界を築きあげてしまいました。
主役の英国の泥棒貴族である「エロイカ伯爵」。
今では、その活躍が主役より期待されているNATO(ナトー)の情報将校のドイツ人「エーベルバッハ少佐」。
己の欲しい美術品はどんな手を使っても入手しようとする「エロイカ」。
お国のためにひたすら任務に邁進する「エーベルバッハ少佐」。
この2人の主役が独自の美学と哲学で持って絡み合い、冷戦時代、冷戦後の世界を揺るがしかねない事件等を未然に防ぐ事になります。
その面白さを演出するために必要とされる情報収集の量は、想像もつきません。
「エロイカより愛をこめて」の少年読者だった方が、テレビで見かけたりする軍事評論家になっていたりしますから、この作品の影響は計り知れないものがありますね。
「エロイカ」はロバート・プラントがモデルなのです。
部下の天然記念物に値するほどのドケチな計理士は、ジミー・ペイジがモデル。
機器に精通している最も信頼している部下の名前は、「ボーナム君」と言います。
以前は、「ジョン・ポール君」と言う名前の部下もいましたが、最近は、全く登場しなくなりましたね。
ちなみに前作の「イブの息子たち」に出てくるキャラクターの一人である「ヒース・イアソン」はキース・エマーソンがモデルです。
プログレッシヴロックにご縁がなければ、青池保子先生の作品に出会う事もなかったでしょう。
支部に寄ってお祈りしてから、家に帰り、じっくりと読む事にしましょう。
本日も読んでいただき、ありがとうございます。
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