「企業再生のプロ」として名を知られる人たちは、組織におけるシステム作りの重要性を熟知しています。

 

例えば、業績低迷にあえいでいた日産を改革したカルロス・ゴーン氏。彼が社長に就任した直後に行なったのは、「社員全員と会話する」ことでした。そうして社風を改革していったのです。

 

JALを再建した稲盛和夫氏が行なったことも似ています。粘り強く幹部や社員との対話を重ね、「JALのフィロソフィー」を全員で作り変えてV字回復を成し遂げました。

 

経営者の仕事とは、「どこにシステムが足りないか」を見つけて改善すること。

 

ゴーン氏も稲盛氏も、「社風を作るというシステム」の重要性を知っています。経営者の思いを会社全体に浸透させていくプロセスが社風作りのシステムです。

 

しょっちゅうリコールが発生してしまうような会社は、「良いものを真剣に作る」という社風が欠けているのかもしれません。そうした状況では、経営再建が進むはずもありません。

 

“経営の神様”松下幸之助氏も、「全員経営をやる」という強力なメッセージを発信していました。全員で真剣に会社を良くしていくという社風。それをシステムとして作り上げることに長けていたからこそ、稀代の経営者として名を残すことになったのではないでしょうか。

 

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