絵本「ありがとぅね」の絵本の記事は、まだまだ続きます。


「ありがとぅね」の作者、すずキよしひろさん(僕はすずっくんって呼んでるけどね~)と私の故郷の、徳島新聞でも、絵本の記事を取り上げてくれました!

  

徳島新聞って、ほとんどの徳島の家庭がとってる新聞だから、徳島で外来をしていると、「先生、載ってたよ!」って声かけられるんですよー。

  

しかし、絵本の記事、全紙制覇の勢いですねー。

  

それでは、徳島新聞の記事を紹介しますね。

  
  

~~2008年10月24日、徳島新聞夕刊~~

  

徳島新聞表紙

  

ネパール子ども病院題材に絵本

鈴記医師(阿南出身)文と絵描く

  

徳島新聞記事
  

アジア医師連絡協議会(本部・岡山市、AMDA)がネパールに建設した子ども病院の開院十周年を記念し、AMDA兵庫県支部は、絵本「ありがとぅね」(A5判、三六ページ)を発行した。病院が建った経緯を分かりやすく紹介した内容で、医師鈴記好博さん(43)=阿南市羽ノ浦町出身、淡路市在住=が絵と文を担当。絵本は日本とネパール両国で配っている。

  

設立の経緯「牛」が紹介

現地で無料配布

  

絵本の制作は、両国の子どもたちに病院設立の経緯を知ってもらうとともに、日本での一層の支援を呼びかけようと企画。鈴記さんは、大学時代の同級生で、AMDA兵庫県支部長の医師江口貴博さん(43)=阿南市宝田町出身、神戸市在住=から依頼された。

  

物語はネパールにすむ昼寝好きの牛が主人公。お気に入りの寝場所に病院が建ち、最初はがっかりするものの、病院の役割を知ったり住民の優しさに触れたりして感謝する話。アクリル絵を使った明るい色調で、ほのぼのと描かれている。

  

ネパール語と英語を併記した現地用と、日本語の国内用があり、計三千部を発行した。現地用は病院を訪れる子どもたちに無料で配布。国内用は一冊五百円で販売し、子ども病院の新病棟建設資金などに充てる。

  

「AMDAネパール子ども病院」は一九九八年十一月、南西部のブトワル市に設立。資金集めには江口さんら兵庫県内の医師が奔走した。九五年の阪神大震災で、ネパールを含む世界各国から受けた援助の恩返しをしようと呼び掛けたところ、多くの寄付金が寄せられた。

  

病院は地域の医療拠点となり、十年間に外来患者が述べ四十万人、入院患者は四万人近くに上り、二万人弱の赤ちゃんが生まれた。一方、施設は手狭になり、一つのベッドを複数の患者が利用するなど、患者のプライバシーが守られにくい状況となっているため、周産期病棟の増設が計画されている。

  

鈴記さんは、「人を大事に思う気持ちと感謝する気持ちの大切さを作品に込めました」。江口さんは「被災地の支援で建った病院を守っていきたいので今後も協力をお願いしたい」と話している。問い合わせは、AMDA兵庫県支部<電078(911)7851>。

  

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